- 榎本 純子
- 神奈川県
- 行政書士
対象:民事家事・生活トラブル
- 榎本 純子
- (行政書士)
前は、「相手が声を荒げちゃうときの対策を書きます」で終ったんだけど、その前に夫婦喧嘩の極意を。
古代ローマのお話。塩野七生氏の『ローマ人の物語』に載ってたんだけれども。
古代ローマってのは、昔の日本と同じでそーとーな多神教。「融合」とか「調和」とかいう概念にまで、神様を作ってしまうぐらい。
でもって、「夫婦喧嘩の女神」ってのがいるわけです。
神殿とかあるわけです。
夫婦で言い争いが起こって、「もう離婚よっ」という事態になったら、夫婦喧嘩の神殿に二人で行く。
古代ローマには、聖職者という職業はないので、神殿に行っても誰もいない。しかし、神に敬意をはらう古代ローマ人は、神殿の決まりは誰も見ていなくても守る。
その決まりとは・・・。
相手が話してる間は、自分は黙る。
これだけ。
相手が話してる間に、かぶせて言うから収拾がつかなくなる。
相手が話し終えてから、自分の言いたいことをいうようにすれば・・・不思議と、おさまるんですね。
意見の違いがあっても、「違う」というだけで済む。
「こいつおかしい!」「ムカつく〜!」とならない。
一回お試しあれ。
この「ルール」を守ってくれる相手だったら、離婚には至らずに済むかも。