独立・起業と新規事業を確実に成功させる方法:その1 - 独立開業全般 - 専門家プロファイル

主藤 孝司
株式会社パスメディア 
経営コンサルタント

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対象:独立開業

尾崎 友俐
尾崎 友俐
(経営コンサルタント)

閲覧数順 2024年04月24日更新

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独立・起業と新規事業を確実に成功させる方法:その1

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誰も知らない、独立・起業を成功させる本当のお話 独立起業をする前に・・・
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Q:
45歳の会社員です。
20年近く勤めてきた会社を退職し、起業を考えております。来月独立する予定です。

従業員をきちんと雇い、経営者として長年に渡る事業を作り上げたいと思っています。

そこで、できるだけ多く売上げを上げるためにも、信頼がおける企業と取引を行いたいと思っています。
創業期の大変な時期だからこそ、そういった企業との取引を最初から持つことが事業の成功になると思っているからです。

そこで質問ですが、安定的に売上げを上げていくために、しっかりとした信頼がおける企業と取引を行っていくために、その企業の見極め方や取引を開始するためのノウハウ、それと実際に契約をする場合に有利な契約になるようなテクニックをお教えいただければと思います。

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A:
独立起業へのトライ、大変すばらしいことだと思います。
ぜひとも応援したいところです。

さて、いただいているご質問ですが、不安だらけの起業したての段階では、誰もが考えることの一つだと思います。私の過去の経験上、これら「自社にとってふさわしい取引相手を選定する、あるいは自社にとってふさわしい取引契約を行う」ことについてのコツは、ひとつしかありません。

それは・・・

「自分自身が取引相手にとって必要不可欠な存在になること」

です。

自分が提供する商品やサービスが、相手の事業にとって必要不可欠であれば、取引しない理由がなくなります。つまり、必ず取引を求められるようになります。
事業を行うにあたっては、この状態を想定し、あるいは目指していかなければなりません。なぜなら、この段階に至らない商品やサービスは例外なく求められない(売れない)からです。

これは一般個人を相手とするビジネスでも同様です。
消費者にとって必要とされていない商品やサービスであれば、誰からも求められません(売れません)から、自然消滅していきます。ポケベルやカセットテープなど、昔はあったが今はない商品やサービスはすべてそうです。

そう考えた場合、まず行うべきは、自分自身や自分の会社、あるいは自社の商品やサービス自体が、相手企業やお客様(正しくは世の中全体)にとって必要不可欠なものになる、という自己研鑽になってきます。
つまり、世の中のニーズを的確に把握して、それにふさわしい商品やサービスを提供していく、ということになります。求められるものを提供するわけですから、必ず売れます。収支管理をしっかりしておけば、利益もでるでしょう。

でも、いったい具体的にどういう商品を提供していけばいいのか、なかなかわからないと思います。
そこで成功している起業家たちの共通点として、これら市場のニーズをつかむために行っていることがあります。

果たして、それはいったい何なのでしょうか。
次回はそのお話をしていきましょう。

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主藤孝司