こんなご質問を受けました。
「腰痛を治すために、腹筋とかやった方がいいですか?」
腰痛でよくある対処法に「腹筋を鍛える」があります。
「腹筋が弱いから腰痛になる」
などの説明を聞いたことがあるのではないでしょうか?
でも、これってまったく根拠の無い話なんです。
私の臨床経験で言わせてもらうと、
逆効果になることが多いので、あまりお勧めしません。
筋トレによって、
筋肉がついて腰を支えるようになるわけではありません。
筋肉の量や最大筋力と、
姿勢維持に使う筋とは、
意味合いがまったく違います。
筋肉がついているほど、腰痛が少ないというと・・・
そんなデータはどこにもありません。
まれに筋トレをして、腰痛が治る方もいますが、
それは筋トレが、神経系のリハビリになり、
機能回復が起こることがあるからです。
実際、腰痛のときは、
腰周りの機能的バランスは結構崩れています。
その崩れを治してから、筋トレを行わないと、
弱っている筋肉は働かずに、他の部位に負担をかけたり、
緊張している筋肉は、余計緊張してしまうこともよくあります。
野球で例えるなら、
間違ったフォームで、練習するようなもの。
やればやるほど、間違ったフォームをカラダが学習していまい、
変な癖がついて、治りづらくなることもあります。
ですので、
筋トレをするのであれば、
機能的バランスをしっかり整えられてから!
をお勧めします。
山中英司
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陽開カイロプラクティック
横浜市青葉区青葉台1−3−9 東拓ビル5階
045-981-4431
http://www.hikaichiro.com/
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このコラムの執筆専門家
- 山中 英司
- (カイロプラクター)
- 陽開カイロプラクティック
「体は心の鏡」 体の解放は、心の解放からはじまります
臨床を通して痛感することは、体は心の鏡のような存在だということ。様々な症状の裏には、もう一人の自分からのメッセージが隠されています。カラダを診るプロフェッショナルとして、クライアントの心とも真剣に向き合うことを信条にしています。
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