- 野平 史彦
- 株式会社野平都市建築研究所 代表取締役
- 千葉県
- 建築家
対象:住宅設計・構造
それは結構なことだが、自然素材はやはり値段的には高く、減額調整の段階でことごとく削られてゆく、という憂き目に遭うことが多い。
「大きな木の下の家」の内装の基本は、
床:杉(小節)フローリング、
壁・天井:漆喰塗装
としている。
漆喰は本来、コテで職人さんが塗り上げるものだが、最近は塗装タイプのものもある。
これだとクロス貼りより多少高い程度で、しっとりとした味わいの壁をつくることができる。
既に調合してあるので、素人でもローラーなどで手軽に塗る事ができる。
船橋建築塾では、「壁塗り体験」と称して、塾生が現場に集まって壁塗りを体験する、というイベントもやっている。
こうして、施工費を浮かせると同時に、これから家を建てようとしている塾生達にとっては、自分で家づくりに参加する楽しさを体感できる、という訳である。
さてさて、「大きな木の下の家」は、いつごろ「壁塗り体験」ができるかな?