キッチンプランとは? - 住宅設備全般 - 専門家プロファイル

近藤 壯一郎
台所計画工房 キッチンスペシャリスト
神奈川県
リフォームコーディネーター

注目の専門家コラムランキングRSS

対象:住宅設備

福本 陽一
福本 陽一
(住宅設備コーディネーター)
大原 勤
大原 勤
(インテリアデザイナー)
松林 宏治
(住宅設備コーディネーター)
松本 秀守
(住宅設備コーディネーター)

閲覧数順 2024年05月08日更新

専門家の皆様へ 専門家プロファイルでは、さまざまなジャンルの専門家を募集しています。
出展をご検討の方はお気軽にご請求ください。

キッチンプランとは?

- good

  1. 住宅・不動産
  2. 住宅設備
  3. 住宅設備全般
たかがキッチン、されどキッチン キッチンはオーダーメイドが当たり前
前回述べましたが、「キッチン」とは「場所」「空間」のことですから、キッチンをプランするということは、そこをどう使い、どう見せるかを考えていくということになります。



まず、どう使うか。



キッチンという場所で必ずすること、基本的な要素とは何か、考えてみましょう。



4つあります。



わかりますね?



そう、火を使うこと、水を使うこと、下ごしらえすること、それから食材を収蔵することの4つです。



この4つの要素を、それぞれひとかたまりとしてゾーンと呼びましょう。



クッキングゾーン、''クリーンアップゾーン''、''下ごしらえ配膳ゾーン''、''食材収納ゾーン''という具合です。



この、基本の4つのゾーンを、最適な作業動線が得られるように配置するわけです。これがキッチンの「レイアウト」で、キッチンをどう使うかという部分になります。



今お使いのキッチンで、一度この4つのゾーン分けをしてみてください。



そのゾーンで使う物があちこちに散らばって置いてありませんか?そのような使いにくい、不具合だと思うところがあったら、それを解消するにはどうすればよいかを考えましょう。






次に、キッチンをどう見せるかという部分ですが、これはキッチン空間のインテリア、ということですね。



アメリカでは、中古住宅の売買がとても盛んです。家を所有し住んでいる人は、自分の家を売るときは少しでも高く売りたいと思っていて、その資産価値を上げるためにキッチンをリモデル(リフォーム)し、より良く見せようとするのです。



日本でも中古住宅の市場が大きくなれば、このように住宅の資産価値を増やすための手段として、キッチンをグレードアップさせるリフォームが盛んになってくるでしょう。



いずれにしても、キッチン空間のインテリアを考えることはとても大事です。



特にオープンスタイルのキッチンの場合、キッチン空間だけでなく、つながっているすべての空間と合わせてデザイン、コーディネートをしなければなりません。



自分でコーディネートしたいという方は、インテリア雑誌やウェブ上のキッチン空間の写真(特に欧米の事例)をできるだけたくさん見て参考にするといいと思います。



おすすめは、アメリカの「キッチンのポータルサイト」とでも言うべきKitchens.comというサイト。様々なキッチン空間の写真やお役立ち情報が満載です。でも、英語なので文章を読みたい方は辞書片手でどうぞ。



ただし、見るときの注意があります。キッチンの「製品」は見ないでください。あくまでもキッチン空間全体のデザイン、スタイルを見るようにしましょう。






以上、「キッチン」をどう使い、どう見せるかということを考えてきましたが、これが「キッチンプラン」の基本です。



あとは、キッチン空間で使う部材やアイテムを選んで設置していけばいいのです。