気道平滑筋を焼灼(しょうしゃく)すると言う、新しい喘息の治療法です。
ラジオ波を用いて過剰に増殖した気道の筋組織を焼灼(しょうしゃく)する新しい治療法で、喘息患者の呼吸を楽にし、症状および薬の使用を減少させるのに有効であることが、米医学誌「New England Journal ofMedicine」3月29日号で報告されました。
「気管支熱形成術(bronchial thermoplasty)」と呼ばれるこの手技は、米国食品医薬品局(FDA)の承認を得るために、現在、さらに大規模な試験を進行中だそうです。
西洋医学とカイロプラクティックを含め、代替医療では、症状に対して違った側面から診ていきます。
今回、実験中の治療法は、私の感覚からして、とても恐ろしいものに感じました。
「症状を起こしているものを排除する」と言う考えで、本質的解決になるのでしょうか?
本質的原因があるから、結果として気道平滑筋が緊張し気管を狭くしてしまっているのではないでしょうか。
このようなカラダの異常を知らせる仕組みは、例えるなら、ビルに設置されている火災警報器のようなものです。
私たちは、火事の時に、「火災警報器に水をかけますか?」それとも、''「火事の火元を見つけて水をかけますか?」''
この治療法は、火災警報器に水をかけて、解決したとする発想と同じではないでしょうか?
たしかに、症状に苦しんでいる方にとっては、その選択もありのかもしれませんが、しかし本質的解決へ向け、代替医療の視点からできることが多くあるのではないかと、強く感じました。
山中英司
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このコラムの執筆専門家
- 山中 英司
- (カイロプラクター)
- 陽開カイロプラクティック
「体は心の鏡」 体の解放は、心の解放からはじまります
臨床を通して痛感することは、体は心の鏡のような存在だということ。様々な症状の裏には、もう一人の自分からのメッセージが隠されています。カラダを診るプロフェッショナルとして、クライアントの心とも真剣に向き合うことを信条にしています。
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