腰痛症に対する鍼灸治療効果

東洋医学鍼灸 2009-06-26 10:00

6月12日、大宮ソニックホールにて第2回JSAM鍼灸国際シンポジウム「腰痛症に対する鍼灸治療効果のエビデンスの現状」（会長：後藤修司全日本鍼灸学会会長）が開催されました。これは2006年にやはりJSAM（全日本鍼灸学会）主催で京都にて行われた「変形性膝関節症に対するエビデンスの現状」に続くものです。

シンポジウムでは「腰痛に対するRCTの現状」についての発表がされました。現在、世界各国で腰痛に対して鍼治療が有効であることが認められつつあり、イギリスでも腰痛症に対する治療法として鍼灸治療を含める勧告を盛り込んだガイドラインがすでに草案として提出されていることを報告されました。

またドイツでの腰痛症に対する鍼のRCTについて紹介され、結果は鍼治療群は通常治療の2倍の治療効果が認められ、この結果を受けて鍼治療は現在ドイツにおける保健医療の中で認められるに至ったとしています。

このように、鍼灸の腰痛に対する治療効果は、カイロプラクティックと並んで世界的に認められるものになりつつあります。

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