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青松 敬明
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 今時の機械製品は、電源を入れた瞬間に、フルスピードで動き出すのだろうが、少なくとも人間の体はそうはなっていないはずである。

 運動するときに、いきなり走り出したり、思いっきり投げたりすると、肉離れしたり、肩を壊したりするものである。
 すると、我々の脳みそも、いきなりフルスピードにしようと思っても、どだい無理な話である。

 ひょっとすると、この私だけかもしれないが、朝会社に着いていきなり企画書を作ろうと思っても、どうも気分が乗ってこない。
 社会人に「気分が乗らないから仕事はできません」なんて言い訳はないので、常にフルスピードで脳みそが活動するように対策を考えないといけない。

 結局のところ、肉体も脳みそも同じようなもんで、最初に簡単なことをやり始め、それで体や脳みそを暖めてから本題に取りかかるしかないのではないだろうか。
 例えば、朝一番には、簡単に返信ができるメールの処理をするとか、経費精算をするとか、ウォーミングアップ的な仕事をして、脳みそを暖めてから本題に取りかかるしかないと思うのである。
 メールの処理なんて面白いもので、最初はトロトロやっていても、気が付いたら何通ものメールを一心不乱に返信しているということがある。
 まさに野球で言うところの、近い距離からキャッチボールが遠投になったようなもんであろう。

 ところが、実際には、キャッチボールや遠投が重要な訳ではなく試合が重要なので、メールの処理も調子が出たからと言ってやり続ける訳にはいかない。
 調子が出て来た時点で、本題の方の仕事に移らないといけない。
 そのウォーミングアップの時間は人によって違うと思うが、1時間も掛けていては仕事にならないので、10〜15分というところだろうか。
 いずれにしても、調子が出てきたら、本題に移るようにしていかないといけない。

 そういえば、車ですら、エンジンをかけていきなりはぶっ飛ばせない。


*「アイドリング」より転記しました。