Gmailとの出会い - 経営戦略・事業ビジョン - 専門家プロファイル

青松 敬明
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丹多 弘一
丹多 弘一
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閲覧数順 2016年12月08日更新

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 Googleという会社が突然巨大になり、Gmailなんていうメーラーが出現したのはもう数年も前のことである。

 単にこの私が知らなかっただけで、Googleは突然巨大になったわけでもないだろうし、Gmailが世に出てきたときも話題にはなっていたのかもしれない。
 しかし、少なくともOutlook信奉者だったこの私には、どうでもよいことであった。
 
 この私にとってのGmailの最大の弱点は、「オフライン」では利用できないということであった。
 当時、年間150回くらいは国際線の飛行機に乗り、世界中を飛び回っていたこの私にとって、飛行機の中で行う最も重要な作業は、返信メールの書き溜であった。空港で大量のメールをダウンロードし、それに対する返信を6時間とか12時間の飛行時間に書きまくっていたものであった。そして、到着するや否や書いたメールを送信するのである。(今ではGmailでも「オフライン」での使用は可能となっている)

 また、Outlook信奉者であったこの私にとって、なりすましメールが送れないというのもGmailの弱点であった。
 アドレスを変えたフリをしても、受信者には「このメールはGmailから送られましたよ」って分かってしまうのである。
 立場上、いろいろな会社のメールアドレスを使う必要があったこの私には、これは屈辱的なことであった。当時は、Webメールを使っていること自体が、ちょっと下に見られるような時代であった。

 iPhoneが出現したとき、「PDAオタク」のこの私は、初日にiPhoneを手にしたのだが、なんとGmailとの親和性が極めて高く、iPhoneで見たメールを削除したり、ファイル場所を移動(Gmailでいう「ラベル」)したりすると、次にGmailを開いたときには、iPhoneで処理したことと同じことが既に完了している。
 そんなことは、今まででも携帯電話を使ったりして可能にはなりつつあったが、iPhoneを買ったばかりで、iPhoneという新しいPDAを猫可愛がりしていたこの私には、本当に衝撃的であった。

 その後、「ちょっとGmailを真面目に検討してみるか」なんて考え、徐々に使い始めていると、今までとは違う部分も多々あり、「やっぱ面倒くさい」なんて思いつつも、全てのメールを保存する(アーカイブ)という用途だけでも使い続けることにした。

 そんなある日、PCがぶっ壊れて、Outlookの使いようがなくなってしまった。
 とりあえず、友人のPCを借りてGmailにアクセスすると当然ながら何の問題もない。結果的に、PCが直るまでの数日間は、ネットカフェでGmailを使って普通に仕事ができたのである。

 その後、パソコンが復旧したにもかかわらず、この私はOutlookを一度も使うことはなく、Gmailを使い続けている。
 その結果、常に「オンライン」を求める仕事のスタイルから、「オンライン」ではデータ(やメール)のやり取りだけを行い、「オフライン」で頭を使う仕事をするというように仕事のスタイルを変えていくことになった。


*「Gmailとの出会い」より転記しました。