通行量が意味をもってくるとき - 独立開業全般 - 専門家プロファイル

林原 安徳
有限会社 ソルブ 代表取締役
経営コンサルタント

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対象:独立開業

尾崎 友俐
尾崎 友俐
(経営コンサルタント)

閲覧数順 2024年04月19日更新

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通行量が意味をもってくるとき

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通行量を気にしすぎると失敗する
では、通行量は、本当に売上予測に役立たないのでしょうか。

これまで述べてきたように、「通行量それだけでは役立たないことが多い」ものの、実は、別の要因と組み合わせて分析したときに役立つことがあります。

ただし、それは通行量と売上げとの相関が「0.4」以上あるときに限られます。
もちろん、別の要因についても、それぞれ売上げと「0.4」以上の相関がなければなりません。
たとえば、正しく定義された「商圏人口」、「店舗規模」、「TGとの位置関係」などです。

こうした複数の要因を同時に用いたとき、通行量は意味を持ってきます。

もちろん、通行量よりずっと意味のある要因が多数見つかることも多い。
それは目的来店の多い業種業態において顕著におきます。
ですから、高い精度の売上予測モデル(売上予測式)であればあるほど、「通行量」は用いていない。

要因として「通行量」を用いているようならば、まだまだ分析の程度の低い予測。
そう筆者は判断しているのです。

こういう意味で、筆者は「通行量は売上予測に役立たない」と言っているのです。


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