まだまだある通行量を用いた怪しい予測2 - 独立開業全般 - 専門家プロファイル

林原 安徳
有限会社 ソルブ 代表取締役
経営コンサルタント

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対象:独立開業

尾崎 友俐
尾崎 友俐
(経営コンサルタント)

閲覧数順 2024年04月23日更新

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まだまだある通行量を用いた怪しい予測2

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通行量を気にしすぎると失敗する
物件ごとに、お手盛りで通行量を倍にしてみたり、減らしてみたりすれば、相関係数が高くなるのは当然です。
これでは、データの捏造になってしまいます。
こういうことでは、相関係数は何の意味もありません。

仮に、お手盛りではなく、そうした補正をすべてのデータに正しく施したとします。
そうしたらどうなるでしょうか。

実際はこれで、相関係数が高くなることはほとんどの場合ありません。
むしろ、元のデータを意識的にいじればいじっただけ(補正をすればするほど)、相関係数は落ちていく傾向にあります。
これが通常です。
簡単に考えて、誰もが直感的には納得しそうな補正をすることは、決して本質にせまらないことのほうが多いのです。

どんどん本質から遠ざかり、「これだったら元の通行量のままのほうが良い」ことになります。
また逆に、補正をしたら相関係数が上がったとします。
ならば、後に言いますが、わざわざ補正などせず、通行量は通行量として一つの要因、そしてその補正数値は通行量とは別の立地要因として扱う。これが正しい分析の仕方です。

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