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閲覧数順 2024年05月02日更新

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自分へのダメ出しは反省ではなく現実逃避

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あなたは自分にダメ出しをよくしますか。するとしたら何のために?

 

もしかしたら、そうして自分に厳しくしないと成長しなくなるとかダメ人間になるとか思っていたりしませんか。

 

だとしたら、それは大きな誤解です。

 

自分をダメにしたくないなら、自分にダメ出しするのは逆効果です。必要なのは、まず現状を受け入れること。その現状を否定してしまっては、次のステップに進めません。

 

今を否定するということは、言い換えれば現実逃避しているということ。

 

今を否定して落ちこむことで反省している気になるのかもしれませんが、そんな気になっているだけで、実際には何も学習していないことが多いのでは。だから、自分へのダメ出しがくりかえされているのだと思いますが、いかがでしょう。

 

成長するために反省は大事です。でも、反省=自己否定(ダメ出し)ではありません。行動をよりよく変えることが成長です。

 

どんな失敗をしたとしても、その失敗をありのまま認め受け入れること。変化のためには出発点が必要です。

 

好きで失敗する人はいません。失敗しただけで充分落ちこんでいるのに、そこに追い打ちをかけてダメ出しをする必要がどこにあるでしょうか。

 

あるとしたら、つらい現実に向きあうことを避けるためにダメ出しをして、反省した気になって改善にむけた行動をしない言い訳のため、くらいしか考えつきません。

 

本当に成長したいのなら、うまくいかなかったとき、そんな自分をやさしくねぎらってあげましょう。友だちをなぐさめるようなあたたかい言葉をかけてあげましょう。

 

「がんばったけど、残念だったね」「あなたががんばったことはよく知ってるよ」「いつも応援してるよ」「ドンマイドンマイ。大丈夫、大丈夫」などなど。

 

思うような結果がでなかったからといって、そのプロセスや人間性まで否定してはいけません。結果はあくまで結果。違う結果を出したければ、違うプロセスを試せばいいだけのこと。

 

そのためにも、いつまでも落ちこんでいないで、他の適切な方法をみつけ実行するために、早く平常心にもどりましょう。ダメ出ししてさらに落ちこんでいる場合ではありません。そんなことをしても、自分で自信をうしなわせて悪循環を加速するだけ。いわば、一種の自傷行為です。

 

自分へのダメ出しはその度に脳に自己暗示をかけていることになるんです。反対に、自分に「ラッキー、ついてる、天才」などと声かけすることは、その自己暗示効果で本当にそんな人になるという話は有名ですよね。

 

ダメ出しや自己嫌悪がクセになっているとすぐにやめるのは難しいですが、少しずつ気づいては手放す練習を根気よく続けましょう。クセをなおすには時間がかかります。「とりくんでる私エライ!」と自分をほめながら続けるのがコツです

(*自分に対しても他人に対しても同じことです)

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