猛暑時の基礎コンクリート工事において、コンクリート自体の品質は工場にて配合調整した「暑中コンクリート」で対処します。
一方で、鉄筋(配筋)が直射日光を受け高温になると懸念されるのが「コンクリートとの付着強度低下」です。
「鉄筋は径9mm以上の異形棒鋼としなければならない」規定がありますが、コンクリートと異形棒鋼の付着がポイントなのでコンクリート打設の良し悪しで建物の品質に影響します。
勿論、スラブ配筋や基礎立ち上がり配筋などはD13 D10の異形棒鋼の鉄筋を使用しています。
コンクリート打設においてブリージングと呼ばれる現象は、生コンに含まれる水分が、打設後に浮き上がって表面に染み出してくる現象のことを言います。
外気温が高いときに水分が蒸発するだけでなく、内部の鉄筋が高温だと蒸発を助長し、ひび割れの原因にもなります。
基礎コンクリート打設前後の「散水」は仕上がり品質を向上させるので、現場管理においては監理者側が指示する事も大切ですね♪
このコラムの執筆専門家
- 齋藤 進一
- (埼玉県 / 建築家)
- やすらぎ介護福祉設計 代表
子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅までやすらぎの空間を
医者に外科・内科等があるように、建築士に介護福祉専門家がいてもいいと思いませんか?人生100年時代を迎えた今、子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅など終の棲家まで、ライフステージを考えた安心して暮らせる機能的な住まいを一緒に創りましょう
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