毎年恒例の石垣島に行ってきました
かれこれもう30年近く通っていますが、ほぼ年1回、2回のときもあったので、多分40回近く、9割はひとりで行っていると思います。かつては4泊、最近は3泊4日。たいてい半日はボートスノーケル、あとはビーチで読書。
通い始めたときは、女性の一人客は珍しかったので全国どこに行っても自殺志願者と思われて注目の的でした。石垣島は20年くらい前から急に一人客が増え、一時はひとりの女性ばかりだったときもあったのですが、コロナ前くらいからひとりの女性が減った気がします。
代わって増えたのが欧米からの旅行客。何を好んで日本の果てにやってくるのか、まあ海はキレイだけど近年は珊瑚の白化がひどくてビーチリゾートとしてそこまで魅力があるか疑問ですが、コロナの規制があけた今年は過去最高くらいに多く見かけました。
全国的に宿泊料金が上がっているのは石垣も例外ではなく、私も毎年の予算ではいつもの宿に泊まれませんでした。でも、そのおかげで15年ぶりくらいの宿に泊まることになり、増改築した姿に感動したり、スノーケルで初めてマンタに遭遇したり、久しぶりに川平湾を観ることもできました。
さらに、これもコロナ前からですが、石垣でも人気の飲食店は予約なしには入れなくなってしまい、超人気店の「ひとし」などは常に電話がまったくつながらないというすさまじさで、嘆かわしいかぎりです。
あたりまえですが、30年も経てば、秘境のような場所もメジャーになって素朴さが失われ、一目惚れしたときの魅力は薄れたと感じます。長く連れ添った相手に対する感情と似ているのかな。心躍ることはないけど落ちつくというか。
ところで、沖縄は新型コロナの感染が深刻だと報道されていますが、空港でも朝食ブッフェでもマスク率は1割程度、ブッフェに至っては3年ぶりにビニール手袋なしでした。去年一昨年は、屋内ではほぼマスク、ブッフェは手袋必須だったので、是非はともかくこの感染対策では広がるのも仕方ないかも。(ホテルのランクの違い?)
今回は久しぶりのにぎわいに意外にも己の老いを感じる切ない旅になりましたが、それもまた一興。非日常を味わうことは、平和ではあるけれど単調な日常の刺激になります。だから超出不精の私は重い腰をあげて年に数回、どこかに行くのでしょう。
このコラムの執筆専門家
- 藤井 雅子
- (東京都 / 心理カウンセラー)
- メンタルエステ ココロの部屋
カウンセリングはココロのエステ
自分を好きになれない、自信がない、思ったことを上手に表現できない、人目が気になって仕方ない、不安やイライラで毎日が楽しくない、甘え下手・・でもどうしていいかわからない、そんな悩める女性たちを心から応援します。ぜひ一度ご相談ください。