何かを成し遂げなくてもOK！

ゴールデンウイークはいかがお過ごしでしたか。週末はあいにくのお天気でしたが、概ね天気もよく、お出かけされた方も多かったのではないでしょうか。（でも風が強かったですね）

私は通常どおりお仕事で連休ではなかったのですが、GWのおかげか、複数のお久しぶりのクライアントさんからご連絡があり、思い出していただけてとても嬉しかったです

さて、カウンセリングでは、「何者かにならなければ」「何かを成し遂げなければ」と思ってつらくなっている方が珍しくありません。

たとえば、GWにしても、何かしなければと焦り、何もしないと落ちこんでしまうということはありませんでしたか。年末年始や夏休みにもそういう傾向がありませんか。

でも、それって本当に落ちこむ必要があるでしょうか。

そもそも、何かを成し遂げてどうなることを求めていますか。そして、成し遂げられなくてどうなってしまうことを怖れていますか。

冷静に考えてみれば、何かを成し遂げなくても別に困ることはないとわかりますよね。だいたい、小さいことなら誰だって日々時間の約束を守ることなどしています。定時までに仕事を始めるとか期限を守るとか。

誰が見ても明らかな目に見える大きな成果を出さなければ意味がないと思うのだとしたら、はっきり言ってそれは傲慢です。だって、それ以外は価値がないということ＝大きな成果を出していないほとんどの人たちには生きている価値がないということになるのですから。

自分だけは違う？それもまた傲慢ですよね。つまり、大きな成果を出さなくても、この生きにくい現世を生きているだけで充分価値があるってことを私は言いたいのです。

もちろん、何かを成し遂げるのはすばらしいことで、成し遂げることを否定するつもりは毛頭ありません。でも、全員が偉業を達成する必要はない。する人が特別なのであって、ほとんどの人は日々の暮らしのなかで課されたことをこなせば充分なのではないか（というか、それで精一杯）と人生後半戦の私は思うのですが、あなたはどう考えますか。