今月の「働く女性のための相談室」は生理休暇がとりにくいことについて - 性格・コミュニケーションの不安 - 専門家プロファイル

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閲覧数順 2024年04月30日更新

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今月の「働く女性のための相談室」は生理休暇がとりにくいことについて

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  1. 心と体・医療健康
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きのうは寒かったですねー。私は貼るカイロで暖をとってました

 

さて、今月の小さな雑誌PHPスペシャル、特集は「毎日がうまくいく頭と心の整え方」。

 

私の連載「働く女性のための相談室」は生理休暇が取りにくい職場のお悩み。

 

このお題をいただいたとき、正直ビックリしました。今でもまだそんななんだと。

 

さすがジェンダーギャップ指数が毎年毎年最低ラインの日本。本当に日本は男尊女卑が染みわたっていて、なかなか改善されず嘆かわしいかぎりです。

 

私が新卒で就職したときはまだハラスメントという言葉も概念もなく、今思えば毎日がセクハラのオンパレードでしたが、大企業だったからか制度は整っていて、当時から生理休暇がとれました。(正確に言うと私のいた人事部はお局が甘えるなと許さなかったのですが、全社的にはかなり自由にとれていたのを業務上知っていました)

 

生理休暇は労働基準法で保証されている権利です。選挙権のように、権利は自らつかわなければ意味をなしません。待っているだけで何らかのメリットを受けられるとか、希望どおりの変化が起こるなんてことは滅多にないですよね。

 

生理のつらさは男性にはわかりません。生理は恥ずかしいことでもありません。生理休暇を申請されたら、上司や会社は本音がどうであれ受け入れるしかないんです。結果は保障されているのですから、どうぞ勇気を出して「生理がつらいからお休みします」と言ってみましょう。

 

最近は他人にどう思われるかを気にする人が異常に多い気がしますが、生理のつらさは本当に個人差があるので、他人にわかってもらおうとすることには無理があります。女性同士でも無理解な人はいますし、まして男性にわかるはずがありません。

 

理解を求めるということは他人に期待しすぎて自分で自分をつらくしているということです。厳しく言えば、現実逃避、やらない言い訳です。

 

時代錯誤の上司や会社に理解を求めても消耗するだけです。そんなことにエネルギーをムダ遣いせず、淡々と与えられた権利をつかいましょう。

 

残念ながら、日本は政治家をはじめまだまだ昭和のジェンダー感覚の社会です。でも、一応ハラスメントなど少しずつ制度はできてきたので、使える制度や権利は堂々とつかって、自分を守りましょう。理解しない人は「時代遅れの気の毒な人」だと思って相手にしないこと。

 

どう思われるか気にしてビクビクしていると、かえってつけこまれてしまいます。「何か文句でも?それハラスメントですけど」くらいの気持ちでいれば大丈夫です。

 

生理のつらさは本人にしかわかりません。私も何度も休みました。薬を飲んでも横になってもどうにもならないときってありますよね。そんなときは迷わず休みましょう。そして、生理の重い人キャラになってしまいましょう。そのほうが後々も絶対にラクですよ

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