大雨被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。暑さも怖いですが、水も本当に怖いですね。なんだか自然が荒れ狂っているみたいです。。
一方で、新型コロナの感染が広がったり、戦争があったり、安心安全に日々過ごせることは決してあたりまえではないと、つくづく感じます。
私は子どものころから生きづらさを感じていたので、「毎日楽しい」とか「長生きしたい」とか言う人は別世界の人のように思っていました。
今は好きなことを好きなペースで仕事にできているので日々幸せだと感じていますが、だからといって毎日楽しいのとはちょっと違うし、死にたいわけではないけれど長生きしたいわけでもありません。
だって、生きるのって、結構大変じゃないですか。今はフリーランスなので仕事のストレスはあまりないですが、その代わり経済的には常に不安定です。
また、一人で暮らす自由を選んだことで、生活関連のことを原則すべて自分でやらなければなりません。一人分とはいえ、私はすごいものぐさなので日々の家事はけっこう面倒です。具合が悪くても誰にも頼れないことを以前は心細く思っていましたが、コロナ禍以降は孤独死もやむなしと腹をくくりました。
つまり、今は快適な生活を送っていますが、そのためにそれなりのリスクをとって覚悟を決めて自分なりに頑張っているので、平和に生きる環境を整えるのはラクではない、むしろ大変なことだという実感があります。
会社員には会社員のストレスがあります。独身には独身の、既婚者には既婚者のストレスがあります。子どもがストレスの種になることもあります。お金はあったほうがいいと思いますが、お金があっても愛情に恵まれるとはかぎりません。
結局何を選んでも、どう生きても何かしら大変なことはあるんですよね。だから、私は今生きてるだけで偉いと本当に思います。かつてはそう思えませんでしたが、今は心からそう思います。
働いていようがいまいが、結婚していようがいまいが、子どもがいようがいまいが関係なく、生きていることはサバイバルの結果で、すごいことです。今まで生きてきただけで立派なんです。
だから、自分は〇〇が足りないなどと自分を責めて苦しくなっている話を聴くと、すでに充分頑張っているんだからもうそんなに頑張らなくていいのにと切なくなってしまいます。
何かを成し遂げなくても大丈夫。成し遂げてもいいですが、それはあくまでプラスアルファ。あたりまえではありません。今つらい人は、思い切って今までのあたりまえのハードルを下げてみましょう。これが自分を守るということです。
今どんな状況であれ、生きているなら頑張っている証拠です。ぜひそんな自分をねぎらってあげてください。「足りない」なんて否定しないで、「苦手」「不得意」などと言いかえて自分の個性だと認めてあげてください。
どんなに頑張っても完ぺきにはなれないのだから、完ぺきを目指すのをあきらめて、不完全でもそれなりに生きていけるサバイバルスキルを身につけましょう。まずは、「きょうも生きてて偉い」と毎日自分をほめてあげてくださいね。
このコラムの執筆専門家
- 藤井 雅子
- (東京都 / 心理カウンセラー)
- メンタルエステ ココロの部屋
カウンセリングはココロのエステ
自分を好きになれない、自信がない、思ったことを上手に表現できない、人目が気になって仕方ない、不安やイライラで毎日が楽しくない、甘え下手・・でもどうしていいかわからない、そんな悩める女性たちを心から応援します。ぜひ一度ご相談ください。