バーチャル上司を持つ！？

2009-03-27 20:13

あなたは、自分のキャリアの目標になるような上司をお持ちですか？

私は、何回か転職していて、法人営業やコールセンターや人事など
いろんな部門を経験したのでその都度学びになる上司に
出会いましたが、一人の上司が完璧に自分の将来イメージに
近いということはありません。

キャリアの目標になる人のことを
「ロール・モデル」といいますが、
時代の変化が激しい現代、長いキャリアを考えると、
一人のロール・モデルに限定する必要はないと思います。

では、どんな人をお手本にすればよいのでしょうか。

私は会社や部署が変わる都度、いろんな上司や先輩の
良いところを少しずつマネしてつぎはぎしながら
オリジナルな自分のスタイルを作ってきました。

オススメ本でご紹介した本田直之氏もその著書
「サバイバル・キャリア術」の中で、
尊敬する上司を一人に決めず、
”バーチャル上司”をたくさん作っていきましょう、
というお話を書かれておりました。

私もこれを読んで大いに納得し、
確かに自分も今までそんな風に仕事を学んできたな、
と実感しました。

それは、社内の人に限る必要はまったくありません。

例えば私の場合、大きく影響を受けたのは、

・社会人２年目で自分の会社に来ていた外資系コンサル会社の人と
仕事をした時、パワーポイントでの報告書の書き方や、
すばやい議事録の書き方を一生懸命マネしたり、

・法人営業時代は、何の用がもなくても、お客さんと話すコツや
突然電話営業するときに最初になんというか、先輩のトークをマネしたり、

・ベンチャーに転職してからは、社長の外出や講演、飲み会に
ついていき「考え方」「話し方」を学んだり、

・女性のキャリアに関しては２０代後半からけっこう社外の
セミナーに参加して、結婚・出産も含めたキャリアプランを
考えるきっかけにしたり、

ととにかくいろんな人を”バーチャル上司”そして
キャリアのロール・モデルにしまくってきた気がします。

マネをする相手は、年齢も関係ないと思います。
素晴らしいな、と思ったらちょっとずつ取り入れればよいのです。

ですから、良い上司に恵まれない！などと嘆く必要はありません。
いろんなところに、自分の心の中で上司を増やせばよいのです。

この春、いろんな人事異動や一緒に働くメンバーに変化が
あると思いますが、まわりの人の良いところをどんどん見つけて
みんな”バーチャル上司”にしてしまいましょう！