ホドガヤの家 - 住宅設計・構造設計 - 専門家プロファイル

敷浪 一哉
有限会社シキナミカズヤ建築研究所 
建築家
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ホドガヤの家

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建築のいろいろ ホドガヤの家
先日のオープンハウスは無事終了しました。

来場いただいた皆様、どうもありがとうございました。



直接来れなかった皆様のために、WEBSITEのホドガヤの家ページの写真を更新しました。

是非ご覧ください。→こちら



できあがった建物を体感して、自分がこの家で取り組んだことをもう一度整理しました。

そう、まさに「感覚を整理する」作業。




ホドガヤの家




下町情緒のある商店街のすぐ近くに位置する。敷地の脇は駅への近道となっており、人通りは激しい。この雑踏を気にせずに生活できるような空間が求められた。建物は敷地に対して最大限の大きさを確保しなければならず、それでいて細い道路から駐車できるようにする必要があった。車庫が成り立つ方法を模索しスタディを重ねた末、2階から上が宙に浮いたような形状へと導かれていった。

今回の取り組みで、はたして家はなにをする場所なのだろうか ということを改めて考え直した。昔は家で行われていたことも、現在の都市の中ではそのほとんどが外で成り立つ。レストランに行けばおいしい食事ができるし、公園に行けば全身で太陽を浴びることができるし、ホテルに行けば快適な睡眠と決め細やかな親切がついてくる。快適な入浴ができる場所だってある。

じゃあ家はいらないのか?いや、誰もが家を求めるのである。

そこにある感情はなんだろうか。あーでもないこーでもないと悩んだ末にたどり着いたのは

「誰にも邪魔されずにすごす場所」であるということ。

そう位置づけると、目指す空間はおのずと決まってくる。
時を忘れてぼーーっとしてしまうような そんな場所をつくろう。


この家族はいつも笑顔が溢れている。打ち合わせで訪れると趣のある木製のダイニングテーブルを囲んで行われる。きっと普段もみんなでこのテーブルを囲みながら楽しく会話をしているのだろう。まずはこの家族の団欒を家の中心にすえよう。そしてほんわかとやさしい空間で包み込んであよう。この「ほんわか」のために部屋の大きさと天井高さのバランス、開口の位置とその性格、光の差し方とその量を慎重に調整した。そして、「包み込む」ために、家事の動線を切り離して余計な動きが入り込まないようにした。

結果的に「静」と「動」がはっきりとわかれた家になった。この分離のおかげで家の奥行きがあいまいになり、驚きと発見という要素をこの家に付け加えることができた。



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