クロスの施工会社の佐藤さんが事務所に届けてくれました。
佐藤さんは、会社では相談役というお立場の65歳くらいのおじ様ですが
2002年に初めてドイツスイスエコ建築ツアーに参加したときに知り合った方です。
先日久しぶりにお会いしましたが御元気そうでした。
貼り見本を持ってきて〜、と頼んだら、すぐ持ってきてくれました。
ありがとうございます!!
オガファーザーはドイツ製の紙の壁紙です。
ヨーロッパでは180年以上も前から使われてきたものとのことです。
これまでもお客様にお勧めしたくてご用意はしておりましたが
お客様になかなか認められず、施工例も少なかったのですが
最近お客様からのご要望やお問い合わせが多くなりました。
インターネットのどこかのサイトで、良さがPRされているのでしょうか?
これから、氷川台と桜台、大山のお住まいで使用しますので
完成をお楽しみに!
スイスウオールなどの漆喰仕上げよりずっと安く済ませることができ、
それでいて自然素材です。
以前にもお伝えしたとおり
紙の壁紙は呼吸をしますので
下地の石膏ボードと組み合わせると調湿効果も期待できます。
貼り替え時に廃材もだしません。
汚れたらこの上から自然塗料を塗ることもでき、きれいに保てます。
アレルギーをお持ちの方にもお勧めです。
ただ問題は、はぎ目がビニールクロスと違い若干目立つというところです。
また、食事中、お醤油などが撥ねるとそのままお醤油シミがついてしまう・・、
ということもあります。
このあたりのことがありますから、
用途とお客様のご要望で弊社ではビニールクロス等と使い分けております。
因みにオガファーザーは、私どもの事務所の壁にも貼っております。
デュブロンという塗料を塗って仕上げています。
デュブロンは石灰を主原料とした漆喰のような質感を持つ
真白な自然塗料です。
実は私の自宅の室内は洗面所以外はすべてオガファーザーで仕上げました。
洗面所の天井には貼りまして、浴室の湿気でダメになるかと思いましたが
5年経ちましても問題なくきれいです。
種類は、3種あります。(写真左)
スモール、ミックス、ラージ。
再生紙の中に木のチップがハサミ込まれています。
木のチップの大きさによって凸凹の様子が異なり、表情が違います。
お勧めは中間のチップのタイプ、ミックスがおすすめ。(写真右)
上から何も塗らないで仕上げたもの
デュブロンの白を塗ったもの
2色使いで柄のように仕上げたもの
一番下は、ベージュピンクの色を付けたもの。
ウラという自然顔料を入れるとピンクやイエローなどきれいな色で仕上げることも可能です。
何も塗らず、このまま仕上げにしても全くもってOKです。
コストは一番安く済みます。
将来、汚れてから上から自然塗料を塗ればいいのです。
他にも紙の壁紙の写真など弊社ブログに写真を載せております。
是非ご覧下さい。
<女性建築士・インテリアコーディネーターと創る体に優しくエコロジーな家づくり>
練馬区と板橋区で高断熱高気密FP工法、省エネルギー、オール電化、
太陽光発電と自然素材を使ったエコロジーな住まいを建築する
地域密着工務店です。
株式会社 アセットフォー
http://www.assetfor.co.jp
このコラムの執筆専門家
![野瀬 有紀子](https://d32372aj5dwogw.cloudfront.net/home/profile/front/html/img/professional/ll/1224355166.jpg)
- 野瀬 有紀子
- (東京都 / 一級建築士 インテリアコーディネーター)
- のせ一級建築士事務所 代表
女性のための住まい相談室
住まいの建築、購入、リフォームを考えていらっしゃる女性のための相談、サポート、セカンドオピニオン専門事務所です。一生に何度も経験する訳ではないので、解りにくい建築や不動産の事。 転ばぬ先の杖としてご利用いただければ幸いです。
03-5935-8330
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