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閲覧数順 2024年04月24日更新

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6月に入り、梅雨入りもまもなくのようですね。私は体温調節機能がおかしくなっていて、漢方を試したりしています。みなさまはいかがお過ごしでしょうか。

 

さて、「正しさ」についてですが、カウンセリングをしていると、正しさにこだわっている人によく出会います。あなたはいかがですか。

 

私は小学生の頃、正義感のかたまりでした。毎年学級委員をつとめ、いじめを見つければ割って入るなど、典型的な優等生でした。

 

今思えば、自分の感覚にまったく自信がなかったので、世間で正しいと言われていることを守ってさえいれば大丈夫だと信じていたのだと思います。

 

おかげで誰にも非難されることはありませんでしたが、人間関係は表面的で、誰とも心を開いた関係はできなかった気がします。

 

また、自分の価値基準が正しさだったために、正しくあるために自分にも他人にも厳しくなり、正しくないと思うことが許せず、イライラしたり自己嫌悪におちいったりしがちでした。小学生なのに自律神経失調症気味だと診断されたくらいです。

 

正しさを求めれば、怒りの元になる「べき」思考が多くなります。そりゃ、イライラするわけです。

 

30代になって心理を学び、イライラを減らすには「べき」を減らすことが不可欠であり、正しさを追求しても苦しくなるだけだと知りました。私にとっては目から鱗。というより、それまでの基準が「正しくなかった!?」というのはとてもショックでした。

 

でも、よくよく考えてみれば、「正しさって何? 誰か決めること? 私? 神? どの?」と、意外とすんなり正しさを手放すことができました。

 

正しさを持ちだすとき、私たちは誰かや何かを否定して、自分を正当化しようとしている気がします。でも、自分の考えと違っているものをいちいち正しくないと否定する必要はなく、ただ「私の考えはこうです」と言えばいいだけのこと。

 

私たちは神でも裁判官でもないのだから、軽々しく正しいとか正しくないとか裁くのはやりすぎではないかと今の私は思います。

 

いい子ぶっているのではなく、正しさを基準にものごとを判断しようとすると、結局は自分を追いつめることになって自分が苦しくなるから、それが問題だと言っているのです。

 

大事なのは正しさではなく、自分の思い、自分の気持ち、自分の感覚。

 

自分のことが認められるようになれば、自然と正しさの呪縛から逃れられて、とてもラクになります。詳しく知りたい方は、ぜひカウンセリングにいらしてください。こういうお話も大歓迎です。

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