仕事に求められる能力の高度化、高生産性化？

　こんばんわ

  一昨日の月曜日は新年会だったのですが、その新年会のお店では、席に着くとQRコードが渡され、自分のスマホでQRコードを読み取り、ドリンクや料理などを自らオーダーする形式でした

　僕らが学生の時に「アルバイト」というと、いわゆる飲食が一般的だった訳ですが、ここ数年、外食産業はアルバイトが集まらず、人手不足が蔓延し、それに伴う人件費の高騰が話題になっていますよね

  これからの日本を考えると、生産年齢人口の減少が加速をする訳ですから、人件費は益々高騰をしていく訳です

　「そうなってくると何が起こるのか？」といったことを考えてみると、高い人件費を支払い続けていたのでは経営が成り立たない、かつ、モノやシステムなどの値段は下がっていく為、今回のQRコードの様に、ヒトが行っていたサービスをテクノロジーで代替するということが起こってきますよね

　例えば、最も初期のパソコンは数十万から数百万円し、一般に流通し始めた1990年代でも平均30万円前後だったものが、今では平均価格が10万円を切る様になってきている訳です

　また、昔であれば機械でオーダーが出来るシステムを導入するよりも、アルバイトを雇ってオーダーをとっていた方がコストが低かった訳ですが、これからはヒトを雇うよりもシステムを導入した方が総体的なコストが抑えられるとなると、ヒトを雇うよりも機械やシステムを導入した方が効率的

　もちろん、「コスト面」だけではなく、「提供価値」などの面からも考える必要がありますが、個人的にはQRコードを用いて、自分の好きなタイミングでオーダーを出来た方が好ましいです

　フィットネスクラブのフロントなどもまさにで、24時間ジムは基本的にカードキーで入退館ができ、フロントスタッフなどは配置がされていませんが、そこにデメリットを感じる事はありません

　いわゆる「挨拶」などに価値を感じるという人もいるかもしれませんが、将来的にはホログラムとかでヒトが映し出されていて、バイオメトリクス認証などの技術によって、表情を読み取ったり、体温や心拍なども受付けの際に自然とスキャンされ

　「○○さん、今日は顔色が優れず、いつもより体温が少し高いみたいですが、風邪などひかれていませんか？」

「いつものトレーニングプログラムだと、少し強度が高いみたいなので、今日はこういったメニューで行ってみてはいかがでしょうか？」

とか提案され、帰る時には

　「トレーニングお疲れ様でした。よろしければ今日はこんな食事をとって、何時頃にはベッドに入ってみてくださいね！スマホにデータを送っておきますので、ご確認ください。」

「今日のトレーニング内容ですと、次回はいつ頃のトレーニングがおススメです。」

とか言われちゃったりする訳ですよね

　そして、上記の様なサポートが出来るフロントスタッフがいるでしょうか？というと皆無ですよね

　そうなってくると、現在はまだそうしたシステムを導入する方がコストが掛かるとしても、今後はテクノロジーの進化に伴って、高い時給を支払ってヒトを雇うよりも、そうしたシステムを入れてしまった方がコストが下がって、提供価値は高くなる訳です

　今までヒトが行っていた、いわゆる単純作業は機械にとって代わられる為、ヒトに求められる仕事というのは、より高度化、高生産性化をしてくることが考えられますよね

　今年も新入社員が入社してきますが、彼ら、彼女らは、その様な時代でこれから50年ちかく働く訳ですから、どの様な能力を高めていくことが、彼ら、彼女らの人生にとって大切なのか？中長期的な視点からも考えていくことが重要ですね

  ペリエを飲みながら、そんなことを考えましたとさ

としお

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