「品格経営」商売繁盛ニュース vol.7-1 - 会計・経理全般 - 専門家プロファイル

牛田 雅志
ブレインリンク・コンサルティング株式会社 
税理士
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「品格経営」商売繁盛ニュース vol.7-1

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商売繁盛ニュース
「品格経営」のヒント
世界中に喜びの種をまくために、「経営者の人格を高め、正しい経営を実践し、その事業を永続的に存続させる」品格経営と黒字経営を推進します。
品格経営のゴールは果てしなく遠いですが、「継続は力なり」を信じて、「ワンミリアクション」で歩みます。

「あなたの会社にマルサ(査察)が入ったことがありますか?」
 
 幸か不幸か、私の関与させていただいているお客様で査察が入ったところはありません。
 聞くところによると、査察が入る会社には「脱税首謀者」と''「脱税指南役」''が存在するそうです。脱税首謀者はもちろん会社代表者で、脱税指南役は税理士(あるいは脱税コンサルタント?)です。脱税首謀者から依頼された脱税指南役は、脱税の演出・脚本を手がけます。二人で共謀して脱税するわけですが、必ず悪事は暴かれ、両者とも検察に起訴された上で、税金と多額な罰金を支払うことになります。
 代表者も税理士もその信用は大きく失墜しますが、税理士は脱税相談や''脱税指示''をしたために''「税理士業務の禁止」''という懲戒もまっているのです。税理士は、脱税相談に乗ることさえも許されないのです。さらにさらに、''税務署の不良税理士リスト''にも載ってしまい、今後その税理士の署名した申告書は、常に税務署から疑義の目でみられることになるのです。すなわち、''全く罪のない他のお客様にもご迷惑が掛かる''ということです。
 
 「失礼なこと言うな!!!そんなにくどくど説明しなくても、うちの会社は脱税なんぞするわけない!」
「牛田さんに一度だって迷惑かけたことないでしょ!もうホント無礼な奴だ!!!」
とお叱りの言葉が聞こえてきそうです。
大変不躾なことを書いて申し訳ありませんでした。

当然のことですが私は、脱税相談も脱税指示もいたしません。
逆に私は今日ここで、納税指南役!になることを宣言いたします。

納税指南役って何?

 私が納税指南役宣言をする理由を申し上げる前に、納税指南役の意味をお話しする必要がありますね。
 納税指南役とは、「会社の発展のために積極的で前向きな納税を指導する人」のことです。

 「え〜!税金なんて絶対支払いたくないよ!!!」
「ホントは赤字なのに、粉飾してまで税金払えっていうのか!!!」
 「牛田さんは、とうとう税務署の回し者に成り下がったな!!!」
と不快感をもたれる経営者もいらっしゃるでしょう。
ほとんどの経営者の方は、税金を払うことを嫌います。私も昔は税金大嫌いでした。税金を支払うのは馬鹿げており、税金を支払わないようにすることこそが税理士の使命だと思っていたくらいです。
でも今は違います。
会社の発展には「納税が不可欠」であると自信をもって申し上げます。
当時の私には見えていなかったのですが、発展している会社は例外なく「納税」を否定的にとらえず肯定的に解釈されています。信じられないかもしれませんが、「喜んで税金を支払います!」という経営者マインドなのです。

「じゃあ、節税もせずに喜んで納税しろって言うのかい!牛田さんはアホちゃうか!」
とおっしゃる経営者がいらっしゃるかもしれません。
私は、節税を否定している訳ではありません。私は考えられる限りの節税策を申告書提出期限ギリギリまでご提案します。私は、「節税せずに納税してください」と申し上げている訳ではなく、また、「粉飾してまで納税をしてください」と言っているわけでもありません。
 会社の発展、すなわち「お客様・従業員・取引先・投資家の皆様に喜んでもらうために」積極的で前向きな納税を推奨しているのです。

それでは、次に「私が納税を推奨する七つの理由」をお話ししましょう。