ゴールデンウイークまっただなか、みなさま、いかがお過ごしでしょうか。私は一向に体重が減らないどころか微増しており、かなり塞いだ気分です。加齢って悲しいです
さて、今回は、悩んでいる方に多い極端な考え方について。
私自身、かつては白黒はっきりつけることが潔くて望ましいと完全に誤解していました。だから、あいまいなことが大嫌いでした。でも、心理の勉強を始めたら、心の健康度はいかにグレーを保てるかということだと知り、愕然としました。
私はまったく逆を信じていました。そりゃあ、生きづらくなるはずだったと、そのとき腑に落ち、積極的に中間の考え方を練習するようにしたところ、だんだん極端なことは考えなくなりました。それにつれ、思いこみでつらくなることも激減しました。
相談に来られる方は、かなりの確率でかつての私のように極端な考え方をされています。「たとえば、こういう可能性もありますよね」と伝えると、「考えてもみなかった」と反応されます。でも、考え方は練習すればかならず変えられます。
まずは、ものごとに対して両極の考えをみつけ、次に中間の考えをみつけるようにします。
たとえば、「結婚できなければ孤独になる」と思いこんで悩んでいるとします。この反対は、「結婚すれば孤独にならない」ですが、どちらも極端な考え方ですよね。この2つをいろいろ組み合わせて、中間の考えをつくってみます。そうすると、「結婚できなくても孤独にならない」「結婚しても孤独になる」などが出てきます。「そうか」「なるほど」と少しでも思えればしめたもの。
こんなふうに、3つめ4つめの考え方ができると気持ちがラクになります。
悩んでいるときは、「これしかない」と普段以上に極端にネガティブになり、心の視野が狭くなっています。そんなとき、あえてその反対側の極を考え、そこから両極の間の考えをみつけるようにすると、心の視野が広がって気持ちがラクになります。
別の言い方をすると、100点じゃなければ0点と同じという考え方だと、99点でもダメだということになり、自分も他人もつらくなります。しかし、現実は1~99点であることがほとんどなのだから、「これは70点でよし」などもっと現実的な見方ができるようにしましょうということです。
ひとりでもできることですが、サポートがあったほうが簡単です。どうぞお気軽にカウンセリングをご利用ください。ご連絡お待ちしています。http://www.mental-room.com/
このコラムの執筆専門家
- 藤井 雅子
- (東京都 / 心理カウンセラー)
- メンタルエステ ココロの部屋
カウンセリングはココロのエステ
自分を好きになれない、自信がない、思ったことを上手に表現できない、人目が気になって仕方ない、不安やイライラで毎日が楽しくない、甘え下手・・でもどうしていいかわからない、そんな悩める女性たちを心から応援します。ぜひ一度ご相談ください。