- Style Reformer 小林俊夫
- Style Reformer 『猫背改善専門スタジオ「きゃっとばっく」』代表
- 東京都
- ピラティスインストラクター
明けましておめでとうございます
2018年も何卒宜しくお願い致します
新年ということですので、前回の続きは一旦置いておき、もう少し広い観点で書かせて頂こうかと思います
ここ数年は、テクノロジーの進化に伴って、新たなマネタイズの方法が確立されたことで、今まで眠っていた「価値」が注目をされ、それによって様々なビジネスが生まれていますよね。Youtuberやシェアリングエコノミーの代表的存在でもあるUber、Airb∩bなどが有名ですね
そして、元旦と言えば「福袋」などが思い浮かびますが、アパレルでは、ZOZOTOWNやメルカリなどが売り上げを伸ばす一方、山陽商会などの従来の大手アパレル企業やアパレルを中心に構成されている百貨店などは大変なことになっていたりします。テクノロジーを活用した新たなビジネスが生まれることによって、淘汰をされていくビジネスも多くある訳ですね
よく言われることではありますが、テクノロジーやインターネット&スマホの普及によって、変化のスピードというのが圧倒的に早くなっていますので、その変化に付いていけないと......。フィットネス産業もこれからより多くの他業種が参入してくるでしょうし、「フィットネス×テクノロジー」も加速していくことは容易に想像できます
少し話は変わり、ミッション&ビジョンや価値観の話になりますが、「トレーナーとして何を成したいのか?」「社会にどの様な価値を提供していきたいのか?」ここを明確にすることが、これからの時代はもの凄く重要です
この業界にいると、「日本の医療費を削減する」とか、「平均寿命と健康寿命の差を減らす」とか、「トレーナーやインストラクターの社会的地位を向上させる」とかいった言葉をよく耳にしますが、1人のトレーナーがパーソナルセッションを100本やろうが、200本やろうが、パーソナルスタジオやマイクロジムを2~3店舗経営した所で、そんなものは99.9%達成出来ません
なんとなく耳障りの良い言葉として用いる分にはよいと思いますが、上記の様に本気で社会を変えたいと思うのであれば、「伸ばすべき能力」と「行うべき行動」は真剣に考える必要がありますし、上記の様な目標を叶えようと考えた場合、現段階では①企業を創る、②テクノロジーで掛け算をする、の2つが一般的かと思います トレーナーが貢献できるお客様の人数や一人で出来ることには限りがありますので、①人による掛け算か②テクノロジーによる掛け算が重要になります。共通する志のもとに多様な人財が集まって「企業」を創り、前者の人による掛け算を行っていくことで提供価値を最大化すると共に、提供できる量も増やすことができます(もちろん企業もテクノロジーの掛け算を用いますが) それに対して、進化したテクノロジーと組み合わせることで、1人のTop of Topのトレーナーの能力をコピーし、そのトレーナーのサービスを誰もが受けられる様にすることで、より多数に価値の提供を行うことが出来る様になってくるんですよね 今までは、「パーソナルトレーニング」というビジネスの性質上、ものスゴイ能力が高い一人のトレーナーがいたとしても、そのトレーナーが見られる人数には上限があり、他のトレーナーが直接競合をすることはほとんどなかった訳ですが(だからNT&NIRでも成り立つ訳ですよね)、これからの時代はそこに「テクノロジー」が組み合わさることで、直接本人に見てもらうよりも若干価値は低下をするものの、それでも世の8割のトレーナーよりも高い価値のサービスが受けられる様になってくることと思いますので、そうなると、今までは直接的に競合をすることが無かったTop of Topのトレーナーと競合をする様になってきたりしますよね その様なこれから時代においてトレーナーは、98%の「家業」と1%の「テクノロジーと掛け算をするTop of Top」と1%の「企業」に分かれていくと個人的には考えています 諸々のコストが下がり、独立しやすくはなったものの、他業種の参入やテクノロジーの進化に伴う新たなサービスの誕生により、競争は激化をしていくことが予想され、その様な中で「企業」を創り、社員を雇用し、店舗を展開したり、新たなビジネスを創造していくことは容易ではありませんので、おそらくほとんどのトレーナーは「家業」として活動をしていくことと思います もちろん、「家業」が悪い訳では全くもってありませんが、それでは「日本の医療費を削減する」とか、「平均寿命と健康寿命の差を減らす」とか、「トレーナーやインストラクターの社会的地位を向上させる」といったことは、99.9%叶えることが出来ません(ここ数日、CMがスゴイですね) 冒頭に戻りますが、そんな時代だからこそ、ミッション&ビジョンや価値観の話になりますが、「トレーナーとして何を成したいのか?」「社会にどの様な価値を提供していきたいのか?」ここを明確にすることが、これからの時代はもの凄く重要だと考えています 皆が独立しているからとか、皆がスタジオを持っているからとかではなく、「なぜ自分がトレーナーを志したのか?」「これからの時代において、どの様な価値を社会に提供していきたいのか?」そうした自分のコアとなる部分を見直し、活動をしていくことが大切なのではないでしょうか? *こんなんですけど色々考えたりしてます としお