講演会に参加して 2 - 不動産投資・物件管理全般 - 専門家プロファイル

中村 嘉宏
株式会社イー・エム・ピー 代表取締役
東京都
宅地建物取引主任者

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対象:不動産投資・物件管理

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講演会に参加して 2

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タイムリーな話題で・・・
・・・EMPメルマガ2008年12月12日号より・・・



前回に続き日経新聞主催の『不動産ファイナンスフェア』の講演会から、
今回は藤巻健史(株)フジマキジャパン社長の講演の感想をご紹介します。



話の内容を要約すると、

・国債残高(国の借金)は848兆円あり、この10年で2.5倍に膨れている。

・これだけの借金があれば、日本経済は持たない。いつかは破綻する。

・国は破綻回避策として「インフレ政策」を取らざるを得ない。

・よって、中長期的にはかならず資産インフレが起こる。

というもの。


「『少子化で不動産価格は恒常的に下がる』という人がいるが、
 不動産価格は貨幣価値が決めるもの。
 だから、(将来上がることが確実な)株も不動産も
 これだけ下がった今は絶好のチャンスと見ている。」

ということでした。


藤巻氏は10/3に金融安定化法案が可決したにも関らず
米国株価が下がったのを見て、
10/6に一旦すべての日本株を売ったそうです。

かなりの損を出されたようですが、
その後さらに下がっていることを考えると、
勘と度胸のよさは「さすが勝負師」という感じがします。

そして、今「また買い始めている」そうです。


不動産投資に関して言えば

「不動産は下がっているときにしか買えない。
 なぜなら上がり始めれば売る人はいなくなるから。

 自分は不動産のプロではないので、
 マーケットの大底では買えない。
 今は底値に近づきつつあると思って買っている。」

ということでした。


確かに、底値かどうかは時間が経ったあとでなければ
「あそこが底値だった」ということはわからないもの。

特に、底が見えないときは売り側も先行きに不安があるので
買手に有利な条件で決まることも多いのですが、
底打ちが近い段階になると売主は強気に転じ始め、
有利な条件での購入は難しくなります。

だから底値を待つより、買い手にとっては
その前の方が有利な条件で購入できると言えます。


ある大物投資家(名前を言えば大抵の方はお分かりになるでしょう)と
某新興不動産デベロッパーのオーナーの2人が、この11月以降
「買いに入った」といううわさを耳にします。

6月頃には「今後3年間は不動産を買える状況ではない」
とおっしゃっていたその投資家が買いに入ったということは、
買手有利な状況は予想ほど長く続かない
と判断したということかもしれません。





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