- Style Reformer 小林俊夫
- Style Reformer 『猫背改善専門スタジオ「きゃっとばっく」』代表
- 東京都
- ピラティスインストラクター
こんにちわ
先日のマイクロジム運営セミナーにて
これからのトレーナー業界の課題として
3つのポイントを上げさせて頂きましたが
その中の1つが
「企業」の不在と「家業」化が
益々進むということでしょう
ちなみに「家業」&「企業」を調べてみると
デジタル大辞泉には以下の様に書かれています
1 その家の生計を立てるための職業。生業。多く自営業についていう。「 家業 を手伝う」
2 代々、その家に伝わってきた職業。また、世襲的に継承していく技術や才能。「 家業 を継ぐ」
「企業」
営利を目的として、継続的に生産・販売・サービスなどの経済活動を営む組織体。また、その事業。
どちらが良い悪いではありませんが
特にパーソナルトレーナーや
インストラクターということであれば
圧倒的に「家業」だらけです
そして「家業」を行いながら
業界や社会を変えたい、貢献したいという方が
多くいらっしゃいますが
その志はステキだとしても
「想い」と「行動」の一貫性がありません
なぜならば
そもそも「家業」は
その家の生計を建てるための職業なので
これは矛盾をしています
もちろん内が安定をすることで初めて
外に目が向くとは思いますが
そして、現在の業界を見ていくと
ボディワークが広まったことで
マット1枚あればスタジオをオープン出来る為
初期費用は大幅に下がり
更には
ITの発達および普及に伴い
パーソナルスタジオやマイクロジムを
経営する為のコスト
特に集客コストが下がったことにより
継続的な経営がしやすく
ライザップなどボディメイク系スタジオのお陰で
料金のアンカーが高くなっています
その上「需要 > 供給」の関係が相俟り
現状としては、100万円程度あればスタジオを始められて
半年から1年すれば
自分の好きな様に働いて
月商で80~100万円近く売り上げられる
そこから
人を雇用し、店舗展開に進もうとするも
なかなか上手くいかないし
人の問題が生まれてくる上に
パーソナルセッションだけで
利益を上げるビジネスモデルだと
ハイリスクローリターン
そうすると
やっぱり面倒臭いから
また1人でやっていけば良いや
となるでしょう
それが一概に悪い訳ではありませんが
日頃SNSなどを見ていても
今回のWELQの問題にしてもそうですが
専門家から見て、誤りだと思える情報やサービスが
拡がっていることに対して
憤りを感じている方は多いと思います
もしそこに憤りを感じるのであれば
自らが起業し、企業を創るか
そういった企業の一員となって
行動をしていかなければ
その現状を変えることは難しいのではないでしょうか?
諸先輩方がトレーナーという業界の基盤を
創ってくださいましたが、それらを受け継ぎ
「家業」と「評論家」だらけの業界にするのか
「企業」と「実践者」だらけの業界にするのか
思想は人それぞれ自由ですが
僕は後者を創っていきたいと考えています
としお