介護福祉建築で、福祉住環境コーディネーターテキストなどには車椅子寸法の記載がありますが、あくまで一般的なもので、実際はオーダーメードで使用されている方が大半です。
車いす住宅設計でのポイントは沢山ありますが、使用者本人からADLの不具合点を聞き出すことに加え、改修前・引越前の住宅にお邪魔し、私自身も車イスで動線や段差の不具合を経験しておくことが、新築やリフォームでの改善につながります。
車椅子は前進する際、フットレストが一番低い部分になるので、部屋うちに物が置いてあると干渉して進めませんが、後退時は車椅子下部スペースが大きいので物がひっかかってしまう場合があります。
そこで介助用車いすにおいては、介助者が段差解消時に足で踏む
「ティッピングレバー」間にガードをつけてみました。
こうすることで、後退時の物の巻き込み防止と介助者もガードを踏むことで車椅子を上げやすくできますね(^^)
屋外では逆に危険になる場合があるので、介助者無しで外出する場合は外した方が無難です。
福祉用具もまだまだ進化しそうですね♪
自動車が自動運転の時代が来たので、車椅子も住宅内などにおいては、壁などにぶつからずに進める機能が欲しいです。
このコラムの執筆専門家
- 齋藤 進一
- (埼玉県 / 建築家)
- やすらぎ介護福祉設計 代表
子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅までやすらぎの空間を
医者に外科・内科等があるように、建築士に介護福祉専門家がいてもいいと思いませんか?人生100年時代を迎えた今、子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅など終の棲家まで、ライフステージを考えた安心して暮らせる機能的な住まいを一緒に創りましょう
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