- 松永 隆文
- Qull一級建築士事務所
- 東京都
- 建築家
対象:住宅設計・構造
カラーフロアーとは、合板に、木目の化粧プリント板を貼り、ダミーの目地が入っている、フローリング風の床材です。
賃貸とかの室内の仕様で、「フローリング貼り」と明記されていますが、ほとんどが、このカラーフロアーといわれる床材なのです。
張り上がりを見ると、見た目はフローリングと変わりません。
私どもが見ると一目瞭然ですが、一般の人が見ると、フローリングとカラーフロアーの違いは判らないと思います。
でも、一般の人でも見分ける方法があります。
縦のストライプ状の目じ地に対し、垂直にある、繋ぎ目の目地をよく見てもらうと、
ところどころ、4本程度つながっている所があるのが、カラーフロアーという証拠です。フローリングではありえない納まりだからです。
(高級なカラーフロアーは、このつながりを無くす工夫をしているものもあります。)
無垢のフローリングはいい。しかし無垢は、メンテナンスや、伸縮膨張等のトラブル。床暖房用が高価格などなど・・・・問題点もある。
カラーフロアーは傷つきにくく、メンテフリーのワックスフリー。床暖房用も低価格。家の手入れにマメでない人には、お勧めかもしれません。
写真のカラーフロアーは、チェリーの木目風のものです。