「ダイエット」と「家計管理」の当たり前すぎる共通点とは? - 家計・ライフプラン全般 - 専門家プロファイル

石川 智
オフィス石川 代表
高知県
ファイナンシャル・プランナー

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閲覧数順 2024年04月25日更新

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「ダイエット」と「家計管理」の当たり前すぎる共通点とは?

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こんにちは、石川です。


先日「なぜあなたは食べ過ぎてしまうのか」という耳が痛い本を読んだ身として、今回のテーマは書きながら自己嫌悪に落ち込むかもしれませんが、少しでも皆さんのお役にたつなら、書いてみようではありませんか(苦笑)


ダイエットも、家計管理も、本人は何となく「まずいのでは」と気付いていると思います。


例えば、健康診断で「メタボ」と判断されたり、貯金がなんとなく減ってるなぁと感じたり、した時なんかです。


でもなかなか取り組めないわけでして。


それを「根性がないからだ!」と一喝するのは簡単ですが、私はその原因はやはり「習慣」ではないだろうか、と思うのです。


つまり「こうすれば、そうならない」ということを学ぶ機会が無かったり、そのことを「自分ごととして受け止める」ことをしてこなかったから、ダイエットも、家計管理も失敗するのではないでしょうか?


では、いくつかの類似点を挙げてみたいと思います。


1 記録をつけていない


 ダイエットの場合、食べたものを書いてみると、いかに自分が沢山のカロリーを摂取しているかわかってしまいます。レコーディングダイエットなんかがいい例ですね。


 家計管理においては、やはり「家計簿」を書いていないとか、レシートや請求書を捨てている人は、家計管理に失敗する確率が高いと思います。


 先日もある人の話を聞いていて、「電気代が何となく高いなぁ」と思いましたが、請求書を捨てている人でしたから、どんな契約形態になっているかわからず、後日、わざわざ問い合わせをすることになりました。


 レシートや請求書なんて要るの?と思われるかもしれませんが、気になった時にすぐに確認できない状態になってしまっていると、それが影響して、料金の見直しの取り組みも遅れがちになります。



2 衝動に弱い(必要でないのに・・・)


 ダイエットが成功しない人の多くは、ご飯を食べた後にもついつい何かを食べてしまいます。


 この時の心理は「何となく食べてみたい」ということが多いのではないでしょうか。


 そしてこれが習慣化してしまうと、わざわざお菓子を買いおいてしまったりします。


 「食べましょうよ、気分次第で」と自分から自分を誘ってしまっていますね(汗)


 では、家計管理ではどうでしょうか。


 例えば、クレジットカード、適正な枚数ですか?


 ついつい「お得情報」なんかを目にして、会費がいるカードに何枚も加入してないですか?


 使うカードはせいぜい、1,2枚なのに、カードは10枚もあるとか。


 他にも買い物が下手な人って「スーパーやコンビニで目に付いたから買いました、で、家に帰ったらそれ持ってました」なんていうケース、ないですか?


 それが必要か、それを食べなくてはいけないか、食べたり購入する時に、少しだけ立ち止まって考えれば、ダイエットも家計管理も、今よりは上手くいくかもしれませんね。



3 明確な目標を持っていない


 もっと色々あるかもしれませんが、三番目にこれを挙げました。


 ダイエットの場合、なぜ出来ないのかというと「それほど必死でない」ということもあると思います。


 「絶対に20キロ落とそう」と目標設定できる人は、ダイエットに成功する確率も高いと思います。


 例えば病院の先生に「最終通告された」とか。


 家計管理において最終通告されるとなると、これは大事であるケースがほとんどでしょう。


 多重債務になってしまったとか、電気が明日止まるとか。


 しかし、ここまで行くことがおそらくないでしょうから、逆に言うとそこに行き着かないと「真剣に取り組めない」「リアルに感じない」ともいえます。


 そういう意味では「電気が明日止まる」という事態は、ダイエット失敗時の「知らない間に、生活習慣病になってしまった」とよく似ていますね。


 そうなることを避けるには、やはりそこから必ず抜け出すという強い意思に基く「明確な目標設定」が必要なのは、ご理解いただけると思います。



 

 最後に。


 日本は生活習慣病の人も増えていますし、生活保護世帯も珍しくありませんが、おそらく運動量がとても多い人は、少々食べ過ぎても「太らない」でしょうし、収入が多い人は、少々無駄使いしても、生活に困るようなことはないでしょう。


 しかし、ひょんなきっかけや、自分がコントロールできない事態などから、誰もがそう「なり得る」とも言えるわけです。


 ですから、今の自分には関係ないではなく、そうならないように「時々、今の自分の状態を確認する」ということをしてください。


 それが、ダイエットが趣味となってしまった私からのアドバイスです。


 それではまた、お会いしましょう!



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