評価面談のための知恵 - キャリアプラン全般 - 専門家プロファイル

藤崎 葉子
株式会社サクセスボード キャリアカウンセラー
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閲覧数順 2024年06月22日更新

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評価面談のための知恵

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キャリアの考え方 組織の視点
10月のこの時期は、どの企業も『評価面談』の季節ですね。
会社によって、評価と言わず、『MBO面談』『人事考課』など
さまざまかと思います。
人事制度で3ヶ月ごと、6ヶ月ごとと評価対象期間も
バラバラだと思いますが、9月末には、なんらかの締めを迎え、
10月以降の新しい目標を立てているのではないでしょうか。

これは、通常、会社の事業計画が、
4〜9月の上期、10〜3月の下期を軸に作成され
その期間に会社として実行するべき、売上なり生産なりが
決まっているからです。

個人個人の目標は、これを部署ごと、チームごとに
細分化して、一人がどこまで何をやれば会社全体の
計画が達成されるかが、決まってくるのです。
積み木を一個一個積み上げて組織ができているイメージです。

ですから、皆さんの作成している目標も
ジグソーパズルの大切な1ピースのように
それがなくてはなりません。

いざ、9月末までの成果や結果の評価(フィードバック)を
受けるとなると、緊張したり、くやしい思いをしたり、
言い訳を考えたり、なんとやっかいなものです。

しかし、組織の中でしっかりキャリアを積むには
ここでひるんではいけません!
この上司(会社)からのフィードバックこそ
今のあなたのキャリアの1面を映してもらえる
重要な情報なのです。
真摯に受け止め、今後の目標に改善を反映させる
ことが大切です。

ここで、「とはいえ、面談がいつもうまくいかない・・」
とお嘆きのあなたに、賢い考え方を一つ。

それはアサーティブに振る舞うことです。
アサーティブ(assertive)とは日本語にすると、

『過度に攻撃的にもならず、かといって防御的にもならず、
うまく自分を表現すること』

最近、コミュニケーション研修やもちろんカウンセリングの世界でも
だいぶ広まってきた言葉です。

どうやら、欧米では、小さい頃からアサーティブな
コミュニケーションができる訓練されるようですが
日本ではそういうことを教えてもらう機会が少なく
最近企業が研修で取り入れ始めたといったところでしょう。

上司との面談では、防御的=がまんしすぎず、
攻撃的=ふてくされて文句連発しすぎず、
話を素直に聴きつつ、しっかり自分の意見を言って
10月以降の新しい、いい目標を設定してみてください!
あなたという、パズルのピースはきっと必要とされています。

ちなみに私は、上司の話を傾聴しすぎ、
最後には上司の嘆きを聴いて帰ってくることが多かったです(笑)