- 寺岡 孝
- アネシスプランニング株式会社 代表取締役
- 東京都
- お金と住まいの専門家
-
03-6202-7622
対象:住宅資金・住宅ローン
- 伊藤 誠
- (ファイナンシャルプランナー)
- 伊藤 誠
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長期金利の低下を受け、住宅ローンの金利が一段と下がる。
2月からの大手メガ銀行は10年固定型で1.1%!
つい数年前では2%半ばの金利が半分になってしまった。
これほど金利を下げて銀行は儲かっているのだろうか?
本来、銀行はいわゆる金貸し。
つまり、儲けは貸した金の利息で儲ける。
しかしながら、この低金利では儲けはない。
話は飛ぶが、数か月前に地方銀行の合併話がいくつか出回った。
地方の銀行の実情は厳しい。
地方では企業向けの貸付が難しい上に住宅ローンも頭打ちだ。
そのため、金利競争もできない。
そこに来てすでに退職した人らが預金を取り崩している傾向にある。
つまり、預けていたお金は引き出され、資金量が目減りした上に貸し先も減ってしまう…
これでは、銀行としてやりきれないというのが実態だ。
こうした背景から行政は合併話を推進し始める傾向に。
都心でも企業向けの貸付はなかなか厳しい。
これに加えて住宅ローンはまだいい方だ。
でも、金利は1%台。
ありえない数字である。
こんな状況下から住宅ローンは今すぐにでも借り換えすべきだ。
特に40歳代の方ですでにローン返済中、70歳以降も返済しなくてはならない人は真剣に考えた方がいいだろう。
いくら定年が65歳になったとはいえ、その歳まで今の収入が確保できるとは限らない。
そう考えると、60歳ぐらいまでには返しやすい残高にしておくべきだ。
手元に償還表があれば、自身の60歳時の残高を確認してみてはどうだろうか?
その時期に数千万もの残高があるという現実は、老後の人生を逼迫する可能性大である。
ローンの借り換えは返済期間の短縮もできる。
月々の負担はそのままで、収入がある時期に可能な限り返す・・・
ただ、個々人で家計の内容は異なる。
子どもさんの教育費の問題や親の介護など、お金のかかる事案は多い。
低金利で恩恵を受けるのは今しかないと思って、住宅ローンの残高減らしを真剣に検討してはどうだろうか??
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このコラムの執筆専門家
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