「言わなくても解ってもらえる&もらいたい」という、勘違いと甘え - 心・メンタルとダイエット - 専門家プロファイル

舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
東京都
クラシックバレエ教師・振付家

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対象:ダイエット

佐久間 健一
佐久間 健一
(ボディメイクトレーナー)

閲覧数順 2024年04月15日更新

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「言わなくても解ってもらえる&もらいたい」という、勘違いと甘え

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皆様は日頃、どなたかに「どうして解らないのだろう!?」と苛立ったり、悲しい思いをされてはいませんか?

 

こういう感覚を他人に対してお持ちになる方は、特に日本の方に多い様に私はお見受けするのですが、この現象は一体何から生まれて来るのでしょうか?

《゚Д゚》!?

 

私はそれは、「まず、相手を推し量る」という日本独特の文化から来ている様に感じます。

《゚Д゚》!

 

 

これは一見、相手の事を思い遣っている様にも見えるのですが、

 

人間というものは大体皆、自分の主観で「自分だったら、こう感じる」「自分だったら、こう受け止める」「自分だったら、こうして欲しい」というものを基準に相手を推し量るものですので、

 

相手に取っては、非常に的外れな「思い込みからのお節介」になっている事も、実は大変多いのです。

私達は「自分の憶測からの思い込み」で、相手の事を「解っている」と、勝手に傲慢に思い込んでしまう動物なのです。

(^^;

 

これは、立場を置き換えて観ると「相手は、言わなくても解るべきだ」という、とんでもない勘違いの傲慢な思いにも通じます。

これって、相手に対して物凄いエゴな考え方でしょう?

 

相手に何も伝えないでおきながら、勝手に相手に腹を立てたり、

或いは伝えたとしても、日本の方は「本音と建て前」が違う事が多いので、やはり相手に「察して欲しい」という甘えもあるのですよね~。(何かこの行為、幼稚園児みたいと思いませんか?)

《゚Д゚》!!

 

 

そういう勘違いや行き違いを無くす為には、「相手の事は、相手に直接聞く」というのが、ベストなのですが、

 

これ又日本の方の多くは、答える方も自分の勝手な臆測で相手を推し量り、相手に気遣ってお答えになりますので、そのお答えも「自分の本音」からは、かけ離れたものになっている事も多い為か、

お互いのコミュニケーションが、ぐちゃぐちゃと絡み合った糸の様になっていて、

 

私からすると「どうしてシンプルな事を、こんなに複雑にごちゃごちゃにするのが、日本人は好きなのか???」と、不思議に思う事もしばしばです。

(これでは皆様、人間関係・対人関係に疲れてしまうのは、当たり前です!)

(; ̄O ̄)

 

逆も又真なりで、「自分の事は自分で、率直に相手に伝えなければ伝わらない」という感覚をお持ちの方が非常に少ないのは、

先程も申しましたが、どこかで日本人の方というのは、

 

「言わなくても解ってもらえるもの」という勘違いと、

「言わなくても、気持ちを汲んで欲しい」という甘えた気持ちを

 

無意識にお持ちの方が、大の大人の方でもとても多いというのが原因であり、日本人の特徴にもなっていると申し上げても良いかもしれません。(^^;

 

これで三度目になりますが (くどい!? 笑) 、

日本人の方は、どこか暗黙の了解の様に「話さなくても、解ってもらえるもの」と勝手に思い込んでいて、解ってもらえない相手には、これ又勝手に腹を立てたりするのですから、本当に支離滅裂です。

(; ̄O ̄)

 

これでは、本当のコミュニケーション力 (相手とのディスカッションの中から、お互いの理解を深めて行く) というものも、育つはずがありません。

( ※ 日本の方は「相手と違う意見」というのを異様に怖がる習性が強いので、すぐ相手に合わせてしまう方も多い印象ですし、相手と違うという事を、何故か「自分が悪い」と思われる様な感覚を持たれる方も多過ぎます。この被害者意識は、一体何から来るのでしょう?)

 

 

そういう方達が人と付き合う時は、「空回り」していると言いますか、お互いに余計なお世話で、勝手に自分の妄想で「相手の事を解った」つもりで話すのですから、

相手の話す事を聞いている様で、全く聞いていやしない (!!) 人も本当に多くて(笑)、 私はビックリする事も多いのですが、これでは付き合う方を疲れさせてしまうだけで、お互いが人と会話をする楽しさを味わえません。

(^^;;

 

 

ですので、「憶測から相手の事を考える」という、お互いの勘違いの「偽善」を止めて、

 

それぞれがシンプルに「自分はどうしたいか」「自分はどうされたら嬉しいか」という、自分の自己責任で言える管轄の事だけを正直に相手に伝えれば、

 

お互い自分の憶測からのものではない、「本当に相手の考えている事」や「望む事」を、素直に率直に把握する事ができますのにね~。(^^;

 

 

ちなみに、もし相手から伝えられた事が、自分の臆測で「いや、遠慮しているんだろう」「本音は言っていない」と、素直に受け止められない癖の方は、

それは実は、自分が相手と接する時に、自分が相手にしている「本音で話していない」という姿そのものという事なのです。

(^^;;

 

 

 

そういう事をお互いに止めて行く事が、人間関係を本物にして行く鍵になっているのですが、

どうも多くの日本人の皆様は、他人に甘えて、ご自分の事を伝える時にも他人を介した "又伝え" を好んだりして、シンプルな事を余計複雑にされる事をお望みの様でございますね!?(笑)

(; ̄O ̄)!?

 

ややこしい人間関係を、もっと楽にシンプルにする為にも、

お互いもっと「自分の事は自分でする」という、「自己責任を持てる大人」になろうではありませんか?(笑)

(^^♪

 

 

 

 

 

 

 

この夕暮れの駅の写真も透明感と温かみがあって、何か好き♫

(^^☪

 

 

 

日本人の親御さん(特に母親)は、子供が誰かに質問されると、ご自分が子供の代わりに先に答えてしまわれる過保護な方も多いので、

それでは子供達の自発性や、自分で考える事から始まる「真のコミュニケーション力」が育たないのは当たり前という気が致します。

(; ̄O ̄)

 

そこから生まれる「自分の代わりに、誰かが答えて(やって)くれる」という意識は、その子が大人になっても抜け切れず、

社会に出た時にも、「相手には、伝えなくても解ってもらえる&解ってもらいたい」という、無意識化された「勘違いと甘え」を持ってしまう様に感じます。

(・□・;)

 

大人になってもそういう「依存心」の強い "大人子供" の成人を、この国では良く目に致しますが、この様な「子育て文化」が、その一因になっているのでは?と、私は昔から感じている一人なのでございます。

_(_^_)_

 

 

 

ちなみに、成人式をディズニーランドでする市がありますが、それを「恥ずかしい」と感じるのは、私だけでしょ~か?

 

それは、海外の方の「成人」という感覚からは考えられない幼い感覚でもあり、

又、情けな~~~い大人が、子供に媚びている行為にも思えてしまう私でもあります。

(^^;

 

 

大人として・・・・・・、恥ずかしい・・・!

(^^;; (^^;; (^^;;

 

 

 

 

 

 

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(東京都 / クラシックバレエ教師・振付家)
舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ

natural & elegance

長年プリマとして国内外で活躍。現役引退後は後進の指導とバレエ作品の振付けに専念。バレエ衣裳や頭飾りを作り続けて得たセンスを生かし、自由な発想でのオリジナルデザインの洋服や小物等を作る事と読書が趣味。著書に「人生の奥行き」(文芸社) 2003年