親の教育とコンプレックスとの繋がり ② - 心・メンタルとダイエット - 専門家プロファイル

舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
東京都
クラシックバレエ教師・振付家

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対象:ダイエット

佐久間 健一
佐久間 健一
(ボディメイクトレーナー)

閲覧数順 2024年04月25日更新

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親の教育とコンプレックスとの繋がり ②

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前回は「親 (或いは、育ててくれた人) から、自分がどう扱われたか?」という事が、無意識に自分が自分を扱う (自分の価値を決める) ベースになってしまっている事と、

 

その様に、自分の中で無意識に親から受けた「洗脳」が、「コンプレックス」というものを生み出す原因にもなっているという事をお伝え致しました。

_(_^_)_

 

 

これは、現在「親」という立場の方も同じで、

どの方も「完璧ではない人間」として子供を育てて行かれる訳なので、例外無く私達は、親 (或いは育ててくれた方) から、そういう「洗脳」を受け、

 

それが無意識に引き継がれた場合、ご自分が親になった時の子育てにも、又それが無意識に反映されて行くという長い歴史からの「連鎖」を生んでいて、ご家庭によってはそのコンプレックスの課題が一筋縄では行かないほど、それはそれは複雑になっておられるケースも、ザラにございます。

(; ̄O ̄)

 

勿論、引き継ぐものの中には素晴らしいものも沢山あるはずなのに、何故か人間というものは、ネガティブな方へ目を向けてしまう性(サガ)を持っている方が大半で、「それは一体何から来るのかなぁ?」と、私は時々不思議にも感じるのです。( ; _ ; )

皆、自分の悩みの原因は「自分に有る」という自己責任の視野を持てば、お互い相手のせいにし合う必要の無い根本解決に繋がり、

お互いが、その苦しみから解放されるのに・・・とも私は思うのです。(心底そう思うから、毎回こんなお話しをしているのですけれど・・・(笑) )

 

 

では、その「洗脳」を解くにはどうすれば良いでしょうか?

それには、家庭の中で決められているルールというものを一旦リセットし、「当たり前」と思っている事を、各自が独立して考え、改めて「自分の眼でものを観てみる事」「自分を頭で考える事」が必要です。

《゚Д゚》!!

 

 

家庭というのは、云わば「閉じられた輪」でもあるので、

家庭の中では「当たり前としているものの考え方」や、そこから生まれる "独特のルール" というものを、違う視点で捉えた時に、

それがいかに「独善的なルール」「的外れなルール」になっているかという事に、気付けなくなる恐ろしさというものも正直有るからです。(; ̄O ̄)

 

 

 

家族という「閉じられた輪」の中では、親の「思考癖」が死角となり、なかなか物事が正しく判断できなくなる結果、シンプルな事が複雑になり、その家庭は絶えず同じ問題点から、似た様な家族の揉め事が繰り返されます。(^^;

 

冷静に、客観的な視野で「家庭のルール」というものを観た時に、そのルールが逆に、自分も含めた家族達をがんじがらめにしている事も多いのですが、

 

閉じられた輪の中にいると、誰も自分達の悩みの種がそこに在るとは思わずに、悶々と悩んでいらっしゃるケースを私は良く拝見致します。

 

そういう「家族全体」を幸せにはしない、誰かの為の独善的なルールを生むのは、正に連鎖で受け継いで来た「親からの洗脳」から生み出されたものであり、それが悩みの元凶となっているという事なのです。

( ; _ ; )

 

 

その解決法で一番良いのは、各自それぞれが、家系の「洗脳=思考癖」というものを視野に入れて、家族で話し合う事ですが、そういう事を話そうと思っても、大人であるはずの親の立場の者が拒否したり、ヒステリックになったりして逃げてしまうというケースは本当に多い様ですね。(-_-;)

 

その「親」である方々の恐怖心が何から来るかと言うと、

どこかに、その方が子供や家族に対して持つ「罪悪感」、もしくは、自分が「子育てを失敗したと認めたくない」という、その現実に向き合うのが怖いという気持ちからなのですが、

 

それも本当は「持たなくて良いもの」のはずなのですよ~。(^^;

だって「連鎖」なのですから、その親 (自分だけ) の責任で考える必要は無いですのに・・・?

(^^;???

 

ご自分だって子供の時には、逆の立場であったはずなのに、何故人は「親」という立場に立った途端、その頃の事を忘れて「全て自分のせい」と被害妄想的に思いたがるのでしょうか???

 

実はそう捉えてしまうのも、自分が親から受けた洗脳「私が悪い」「私は駄目だ」「親の言う事を聞かない自分には価値が無い」という罪悪感からなのです。(・□・;)

 

そして、無意識にその人はその価値観を、当然の様に子供に押し付ける事になるのです。

「私も我慢したのだから、あなたもそうするのが当然」というものを無意識に持ってしまうのです。

親と言えども、やはり「自分が自分を愛する以上に、子供を愛する事はできない」のが、この宇宙の法則なのです。

( ; _ ; )

 

 

 

この様に連鎖して行くカラクリを観ると、

人は例え親になったとしても、その無意識に自分の親から受けた「洗脳」が、いかに凄まじい影響力を持つかという事を、皆様は理解する事ができますでしょうか?

(; ̄O ̄)!!!!!

 

 

その「洗脳」というものにお気付きになられた方が、それを自ら解くには、まず各自で「自分が自分の味方になる」という事からお始めになると良いでしょう。《゚Д゚》☆彡

つまり「親に愛されない (なかった) から、自分には価値が無い」というネガティブな思考癖を、

 

 

「親に、認めて欲しくて拒否された本当の自分を、自分で認めて愛してあげる」

「自分が自分の親友になってあげる」

「自分は自分の味方になってあげる」

 

というポジティブ思考と行動で、打ち消して行かれれば良いのです。

《゚Д゚》☆彡☆彡☆彡

 

 

ご自分で自分自身を認められていない方は、人を認める事ができません。

それは例え「親」と言えども、ご自分を認めて愛してあげているパーセンテージしか、人は他人(我が子)を愛する事はできません。

 

 

この真理には「家族」や「他人」などという枠は無く、自分以外の人間に対して、自分がどれだけ他人(我が子含む)に与えられるか?というパーセンテージの法則でもあります。

ご自分で、ご自分の事を認めて愛しているのが30%なのに、他人を100%愛するという事はできません。

ご自分が持っていないものを、どうして人にあげられるというのでしょうか?

 

 

もし親が30%しか持っていないのに、我が子に100%あげたいと思ったとしても、

それはあげる側が無理をして、云わば借金をする様な事になるので、最終的にはあげた相手に負担(罪悪感)を感じさせる贈り物になってしまい、

ご本人も「してあげる割には、報われない」という、自分が犠牲になった様な感覚で終わります。

 

 

これでは与える方も、受ける方も「被害者と加害者」という、「愛」の無い関係になってしまいます。

この世に、これ以上悲しい人間関係があるでしょうか?

( ; _ ; ) ( ; _ ; ) ( ; _ ; )

 

 

ですので、自立して「自分で自分を認めて愛してあげる事」が、どの様な人間関係にも、いかに大事かという事をご理解頂けますでしょうか?

 

「自分で、自分を肯定する」事のできる方だけが、気持ちにブレが少なく精神が安定して、人に対しての受容の幅も大きくなれるのです。

 

ですので、「自分で自分を、どれだけ愛しているか?」というものが、本物であればあるほど、深ければ深いほど、大きくなればなるほど、愛する規模も拡大して行き、

最終的には「家族・他人」という様な分け隔てや差別無く、全ての人に対して「思い遣り」というものを持てる人間になって行けるのだろうなぁと、私は思っているのです。☆彡

 

 

これは「人間の究極の理想」なのでしょうけれど、そこに到達するには、私達は相当の努力で日々「愛」を一つ一つ学んで行かなくてはなりませんが・・・。(^^;

そう。ではまず、身近な「家族」から始めてみましょうか!?(笑)

 

 

ちなみにこれは、口で言うほど簡単じゃ無い事も、私は熟知しておりますが、

やはりそれは、ご両親からの「教育=洗脳」の影響力の強さからなのでしょう!?

(^^;

 

 

この世は、この様なパラドックスで満ちています!?

(^^;;

 

 

 

 

 

 

 

冬の夕方の寒そうな駅。

でも、ホームと電車から、ぬくもりが伝わって来る様な写真ですね♫

 

 

 

 

 

 

 

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舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ

natural & elegance

長年プリマとして国内外で活躍。現役引退後は後進の指導とバレエ作品の振付けに専念。バレエ衣裳や頭飾りを作り続けて得たセンスを生かし、自由な発想でのオリジナルデザインの洋服や小物等を作る事と読書が趣味。著書に「人生の奥行き」(文芸社) 2003年