- 山藤 惠三
- 有限会社エスオープランニング 代表取締役 クリエイティブディレクター
- 東京都
- クリエイティブディレクター
対象:ホームページ・Web制作
- 原島 洋
- (Webプロデューサー)
- 井上 みやび子
- (Webエンジニア)
ひと味違った、カメラ撮影テクニック #3
-
メディアと映画、ずっと楽しい関係。
映像メディアの演出術
2008-09-09 07:55
そろそろ秋かな〜?と思えばまた、夏がもどってくる様な感じです。
こんにちは、山藤(サンドウ)です。
映像メディアの演出術ということで、
ひと味違った、カメラ撮影テクニックを書いています。
今さらながらですが、ムービーカメラ、いわゆるビデオカメラですので、
スチルカメラ、いわゆるデジカメではありません、あしからずです。
主観ショット、
今回は主観ショットです。
ショットというのは、shoot=シュートから来ています。
カットと同じ意味でも良いのですが、
シュートは、より画像の1つの内容を示すことが多いです。
2カットといえば、2つのカットですが、2シュートといえば、2人が写っている
画像のことを言うことからも明らかですね。
''主観ショットというのは、カメラが登場人物の目になり、その場の出来事を
映し出す技法のことです。''
たとえば、舞台やお芝居の演出などでは、おもに役者さんたちが会話をしながら
進行してゆきます。
また、最近では、スポーツ感覚で、舞台狭しと駆け回ったり、踊り回ったりする
演劇も多いですが、映像の場合はちょっと違っていて、カメラ目線でカットを
切り替えてゆくという演出技法があります。
これは、会話している相手を自分(主人公など)がどのように見ているのか?
を、客観的に視覚化することなのです。
この場合、カメラアングルは見た目、
いわゆるアイレベルでの展開が一番ポピュラーです。
こういった主観ショットを映像の中に入れ込んでゆくと、
まるで、登場人物と一緒に、映像の中を動いてゆくような錯覚を覚えます。
この夢のマジックを使うことによって、見る人を映像の中へと入り込み、
よりダイナミックな作品になったり、効果的な演出を作り出したりするのです。
あなたの眼は、今、何を見ていますか?
つづく、
▼参考映画(例)
主観ショットの映画:
インディージョーンズ・シリーズ インディージョーンズ 魔宮の伝説
A・ヒッチコック:「裏窓」 裏窓、動画映像