- 新納 昭秀
- 新納ビジネスマスターズ有限会社 代表取締役
- 東京都
- 経営コンサルタント
対象:経営コンサルティング
- 戸村 智憲
- (経営コンサルタント ジャーナリスト 講師)
取締役退任。
某協会会長は、私を事務所に呼び出した。通された社長室で、見せられたのは生現金。金庫を開けると、9000万円のキャッシュが並んでいた。
『君にこれを全部任せよう。あと、これも任せたい。』
見せられた通帳の残高は、100000000円。よって、合計1億9000万円。
返答を避けた。
その話しを同じ協会の副会長にすると、
『オレも乗った!6000万あるよ!頼む!』 起業プランも無い、34歳の道路工事現場からのタタキアゲの警備会社役員退職者の若造に合計2億5000万の投資が集まることに。
退職した会社の借財を背負い、債務整理をしている状況。普通ならば、手を出すような大金。頭が良ければそれを掴み、うまく運用したと思う。しかしながら、首を縦には振らなかった。不器用だから…?
後日、お二方には、丁重にお断りを。
なぜならば、誰かにコントロールされるのが嫌で独立を決めたのだから。そんな大きな金額で、生き方をコントロールされることは、まっぴらごめんだから。
自分らしく自由に生きるためのチャレンジ。社内の評価を捨て、お客様の評価で生きると決めた時間帯。
いつになるかもわからず、舞い戻ることになった工事現場での仕事。汚水まみれの中、走り回っての収入確保。公共料金が払えず、真冬の水シャワー。笑ってこなすJCの大役。
以後、債務整理を背負いながら、ラッキー7を願い、7円で通帳を作る。そして、JCの先輩にもらったFAXが1台。これが、資本金であった。
1999年11月15日ー。
あれから、16年が経過し、本日、毎年の独立記念日を迎えました。
これまで、応援をいただいたすべての皆様に感謝をいたします。そして、変わらずにブレない生き方を続けたいと思います。
2014年11月15日ー。