「直感は過たない」
直感は過たない。
過つのは判断である。
この言葉は、勝負ごとの世界において、
しばしば語られる格言です。
そしてこの言葉の真実は、
プロフェッショナルの世界においても、
熟練の人々が、
いつも経験的に感じていることでしょう。
難しい意思決定を前にして、
最初にピンと感じる直感がある。
そえは、「ノー」という答えを教えているのだが、
色々と情報を集め、分析し、検討していくと、
答えは逆のように感じられてくる。
そこで、「イエス」と判断し、その方向に進むと、
結果は裏目に出る。
そうした失敗の経験を持つ人々は、
決して、少なくないでしょう。
直感は過たない。
過つのは判断である。
この言葉は真実です。
しかし、この言葉が、
プロフェッショナルの口から
明確に語られる事はありません。
なぜならば、
現代の社会において、
この言葉を語ることは、
無用の誤解を生むからです。
それゆえ、この言葉は、
いつも、人々の胸中深く収められ、
公に語られることはありません。
しかし、今日も、この言葉の真実が、
熟練のプロフェッショナルにとって、
密かな意思決定の指針となっているのです。
(※「自分であり続けるために」 田坂広志 著 より)
この写真は、私達の心模様!? (^^;
多くの方の心は、正に「雲が青空を覆い隠している」状態です。《゚Д゚》!!
雲=煩悩(欲・怒り・無知)が、直感に蓋をしたり、ぼやかしたりしていて、私達はくっきりとした青空(直感)が捉えられずに、物事の真実を過(あやま)って判断してしまうのですね~。(^^;;
このコラムの執筆専門家
- 大園 エリカ
- (東京都 / クラシックバレエ教師・振付家)
- 舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
natural & elegance
長年プリマとして国内外で活躍。現役引退後は後進の指導とバレエ作品の振付けに専念。バレエ衣裳や頭飾りを作り続けて得たセンスを生かし、自由な発想でのオリジナルデザインの洋服や小物等を作る事と読書が趣味。著書に「人生の奥行き」(文芸社) 2003年