タルト講座にて コンベクションと直火オーヴンの違い - 料理教室 - 専門家プロファイル

塚本 有紀
フランス料理・製菓教室「アトリエ・イグレック」 主宰
大阪府
料理講師

注目の専門家コラムランキングRSS

対象:料理・クッキング

宮代 眞弓
(料理講師)
黄 惠子
(料理講師)

閲覧数順 2024年04月24日更新

専門家の皆様へ 専門家プロファイルでは、さまざまなジャンルの専門家を募集しています。
出展をご検討の方はお気軽にご請求ください。

タルト講座にて コンベクションと直火オーヴンの違い

- good

  1. 趣味・教養
  2. 料理・クッキング
  3. 料理教室


辻ウェルネスクッキングでの今月のお菓子講座は「胡桃とメープルのタルト」です。
焼き上がったものを食べてみると、いつもよりももっとふわっ、タルト部分も軽い感じです。
オーヴンは家庭用の電気のコンベクションです。
タルト生地の底にまで焼き色をいれたかったので、時間をかけて焼いてみましたが、そうすることで中身のメープル部分が軽く乾燥気味に焼けました。


教室ではいつもデッキオーヴン(直火式)で焼いています。

デッキの場合は風の力を借りることができないので、若干目詰まりした感じで、悪く言えばじっとり。しかしその分、味はしっかりと濃い目で、よく言えばしっとりした感じ。
タルト部分ももう少し重たく、しっかりめ。
上に載せたクランブルは、(写真ではわかりにくいのですが)コンベクションの方がきれいに焼き上がります。

同じレシピを、コンベクションと直火式で焼いてみると、明らかに味わいが違ってきます。もちろんそれらの特性に合わせてレシピを作ればいいだけの話しなのですが、
「分かってはいたことだけど、こんなに違うのだなあ・・」
と改めてしみじみ違いを実感しました。


たくさんのオーヴン(全部で7台)とたくさんの生徒さん、全館暖房で温度調整がききにくい環境(うちは逆に温めても温めても寒い環境下!)の中でのタルト作りは、私にとってもみなさんにとってもちょっと過酷です。
「寒い環境も、お菓子作りにはよかったのだなぁ・・」
と当たり前のことですが、改めて実感です。