なんで新築祝いは胡蝶蘭なのか? - 住宅設計・構造全般 - 専門家プロファイル

杉浦 繁
Atelier繁建築設計事務所 代表
愛知県
建築家

注目の専門家コラムランキングRSS

対象:住宅設計・構造

専門家の皆様へ 専門家プロファイルでは、さまざまなジャンルの専門家を募集しています。
出展をご検討の方はお気軽にご請求ください。

なんで新築祝いは胡蝶蘭なのか?

- good

  1. 住宅・不動産
  2. 住宅設計・構造
  3. 住宅設計・構造全般

ランランランどんだけ蘭!・・2





ところで・・

ずらっと並んでいる花々、アレンジもあれば観葉植物もありますが・・

そのほとんどが胡蝶蘭です。


いやはや・・



待合室のスペースというスペースには胡蝶蘭がずら~っと!

置く場がないくらい。



凄い・・

凄すぎる!






人生においてこんなにたくさんの胡蝶蘭を見たのは初めてだ・・





いったいいつから新築祝いは胡蝶蘭と決められたのでしょう?

私は知りません。



何でも、胡蝶蘭の花言葉が「幸せが飛んでくる」だからだとか・・

その場所に長く「根付く」よう鉢植えがよいからとか・・

言われるようですが?



そんなこというのなら・・

「幸せを呼ぶ」クンシランとか・・

「幸福が訪れる」スズランとかの・・

鉢ならなんでもいいと思うのですが?



やはり豪華に見えるからなのでしょう。





そもそも・・

日本において商品として胡蝶蘭という花の鉢植えが安定して市場に出回るようになっったのは、まだほんの15~20年ほど前なのだそうです。


確かに・・

私の記憶の中でもこの仕事を始めたばかりの頃は新築時に胡蝶蘭など見たことがありませんでした。



ということは・・


新築祝いは胡蝶蘭となったのはその後のこと。

まだ、そうなって10年そこそこしかたっていないことになります。



つい最近始まった風習なんです。




今でも忘れない、そう10と数年ほど前のこと・・

あるお宅の竣工時にそれこそお祝いの花がいっぱい。

当時はアレンジとか観葉植物とか花束とか・・


すると、そこのお宅の関係者の方がいきなり大声で言われたこと。


「お祝いは胡蝶蘭に決まってるだろう!なんだみんな不謹慎だな!」



・・・・・


その頃誰かがどこかで勝手にそう決めたらしい。




いったい誰がそう決めたのか?




花屋以外に誰がいる・・


きっとあの人は花屋の回し者に違いない。









Atelier繁建築設計事務所HP

http://homepage3.nifty.com/ateliershigeru/


よもやま建築日記~家づくりの現場から~

http://ameblo.jp/ateliershigeru/





このコラムに類似したコラム

1帖のトイレは広いですか狭いですか? 杉浦 繁 - 建築家(2013/11/29 16:50)

「いい家だね~」が欲しい。 杉浦 繁 - 建築家(2013/11/25 16:10)

無難で普通で高価で豪華でありがた~い花。 杉浦 繁 - 建築家(2013/11/21 16:55)

スタンド花、開店前にはなんもない! 杉浦 繁 - 建築家(2013/11/19 16:27)

う~ん自分では若いつもりなんだけど? 杉浦 繁 - 建築家(2013/11/13 16:53)