- 田村 祐子
- 白金台きもの学院 まゆの会 代表
- 東京都
- きものコンシエルジュ/きもの講師
対象:着付け・着物
- 田村 祐子
- (きものコンシエルジュ/きもの講師)
- 田村 祐子
- (きものコンシエルジュ/きもの講師)
きものに欠かせないのが草履。
最近では靴やブーツを履いてきものを着ている人を見かけることもあるが、やはりきものには草履でしょう?
どうして靴なの?
草履だと歩けないから??
実は草履では歩きにくいと感じる場合の半分は足袋に原因がある。
因みにあとの半分は草履の鼻緒のすげ加減。
ところで皆さんはどうやって足袋のサイズを決めているだろうか。
殆どの方は靴のサイズで足袋を選んでいるかもしれないが、たいていの場合それでは足にぴったりの足袋は見つからない。
大きすぎる足袋を履くと、足袋の中で足が滑ってしまい草履をコントロールすることが出来ず、歩くと大変疲れる。
小さすぎる足袋は痛くて不快。
だからまずは自分の足にあった足袋選びをすることが大切なのだ。
靴にも同じサイズでありながら幅の広いもの、甲高の人のためのもの、細身の足の人用、とあるように、足袋にも細かいサイズ設定がある。
自分の足型をとって靴をオーダーメイドする人もいるように、足袋にもオーダーメイドがある。
足袋専門店に足を運ぶ必要があるが、オーダーメイドまでいかなくても、自分のサイズにあったものを探すことが出来る。
また、正しい足袋の履き方をすることも大切。
足袋は立膝になって履く。
足袋は写真のようにひっくり返して、まず足の土踏まずより先の部分を滑り込ませるように入れ、それから足袋を踵の方へ引っ張って履く。
これが、普通に靴下を履くようなやり方で簡単に履けてしまうようであれば、その足袋は大き過ぎる。
自分のサイズが見つかったら、新品の足袋をそのままおろして履かない。
必ず一度洗ってノリを落としてから履くと更に歩き易い。
サイズの合う足袋は足にピタリと吸い付くようで、そんな足袋を履いていれば、草履ほど歩き易いものはない。
何よりも足にピタリと合う足袋は皺一つなく、足を小さく綺麗に見せてくれ、あなたのきもの姿をより一層美しく引き立ててくれる。