建築家の落とし方 - 住宅設計・構造設計 - 専門家プロファイル

奥村 召司
株式会社空間設計社 
東京都
建築家
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建築家の落とし方

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雑記
先日、建築家仲間と雑談していて、クライアントからの依頼のされ方で「これは参った」と言うのはあるかと言う話で盛り上がりました。つまりこんな風に依頼されると持てる力以上の頑張りをしてしまう、言葉を換えれば「落とされる」と言う意味の話です。仲間の一人は、ある(ちょっと変わった)ミュージシャンのCDを渡され、このイメージの建物にして欲しいと言われたとか。彼はその変わった課題に没頭するあまり、そのCDを聴き過ぎて気持ち悪くなったそうです。つまりそれ程入れ込んだ訳です。私の場合、別のコラムにも書いたことがあるのですが、ある難しい敷地条件の建物で設計者が私で5人目というケースがそうでした。建て主さんの気に入る計画が出来ないで設計者が変わっているにもかかわらず、要求はお風呂を一番良い場所にというだけでいたってシンプルなのが不思議。どんな気難しい方かと思いきや、お会いして2度目に(1度目は単なる顔合わせでしたが)私の持って行った初期模型を見ただけで、即OK、これで行きますとのご返事。あまりのあっけなさに唖然としてしまいましたが建て主さんが求めていた想いの強さが伝わり、とても気が引き締まる思いでした。勿論その建物はとても順調に設計〜完成に至り大成功。その後息子さんのご自宅の設計も担当させて頂きました。ちなみにいやだなと思う依頼のされ方は、ご自身で図面を描いてきて、これでお願いしますというケースだと言うことで建築家仲間が一致。私にもそう言うケースはありました。建築家は巧くのせれば商売ではない頑張りをしてしまうという・・、そんな建築家の習性をぜひご理解の上、私たちとお付き合い下さいませ。