リフォームはいくらかかるのかがわからない？

リフォームの方が安いって誰が決めた？・・３

建築では・・

リノベーションというのは建物内部を一度がらんどうにして設備から間取りまで一新して作り直すことをいい、構造や設備配管などの補強改修なども含むことが多くなります。

これは構造などはがらんどうにしないと改修や補強が出来ないためにその際にやった方がよいから、ということになるからです。

これに対してリフォームというのは、そういった大がかりなことはせず構造体や設備はさわらず、内装などの仕上げや機器、せいぜいある程度の内部間取りの変更や改修を行うことをいいます。

一般的には・・

マンションやビルの一室の場合はリノベーションは非常に有効な方法です。

構造体は鉄筋コンクリート造や重量鉄骨造で建てられていることが多いために直す必要がない・・

たとえあったとしても全体構造は共益費や改修積み立てによって改修が行われるためです。

が、戸建て住宅の場合は・・

リノベーションをする際には構造体まで大幅な改修が必要なのであれば建て直した方がずっと安いことの方が多い・・

強い思い入れなどがある場合はもちろん話が別ですが・・

簡単にリフォームをというのではなく、どこまでリフォームするのかをきっちり見極めることが必要で・・

構造や設備などまで全部改修したいと思うのなら建て替えも検討すべきです。

そう・・

ちょっともったいないと思うのは思うのですが・・

その際に難しいのは・・

リフォームというのはお金がいくらかかるのかがわからない所です。

解体と新築の場合、ざっとこのくらいで作れば坪当たりいくらとか・・

まあ、このくらいの家なら２０００万もあれば出来るでしょとか・・

そこに解体費が何十万？とか・・

なんとなく、どのくらいお金が必要かは誰しも想像がつくのですが・・

リフォームは見積もりしなければいくらかかるか絶対にわかりません。

私だってわかりません。

せいぜい経験則でこのくらいじゃない？と言うことしか出来ないのです。

リフォームは何をどのくらいの程度でどのくらいの物にすると全て決めない限り・・

絶対に金額は出せません。

ようするに、設計して見積もりしなければ絶対に金額はわからない。

なので、金額が出たときにはもうリフォームすることが決定してしまっています。

下手したらすでに仮契約などしてしまっているかもしれません。

信じるか信じないかは我々や工務店さんの・・

建て替えた方が安いですよ・・

の言葉だけ。

また・・

どうせ建て替えた方が儲かるんだろ！

と思うかどうかはあなた次第なのです。

最初にリフォーム屋さんに相談してしまうと・・

彼らは新築は出来ませんのであくまでもリフォーム・リノベーションを推し進めてしまいます。

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