起業のためのビジネス探しは最初の壁 - 独立開業全般 - 専門家プロファイル

中山おさひろ
東京都
起業コンサルタント

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対象:独立開業

尾崎 友俐
尾崎 友俐
(経営コンサルタント)

閲覧数順 2024年04月25日更新

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起業のためのビジネス探しは最初の壁

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 起業する時のビジネス探しは、誰もが苦労します。起業実現のためには最初の大きな壁です。ここで苦労するのは、起業で成功するキー・ポイントになるからです。この場合、最近のビジネス解決法では、起業に成功している人の方法を集め、その中から共通項を探す手法を採用する人が多いです。結論から出発して、最初の問題に近づける方法です。

 成功した要因は、業種なのか、業態なのか、営業方法なのか、管理方法なのか。わたしは、成功している人を対象にあれこれ調べてみました。業種、業態は当然バラバラです。まったくつながりはありません。営業や管理方法にしても、特段他にない方法を採用しているようなことはありません。

 唯一共通しているのは、みなさん起業にあたって、その人特有のプロセスを持っていることです。建設会社社員だった男性は、お嬢さんがアトピー性皮膚炎だったため、赤ん坊のころからアレルギー性物質を除いたおやつ作りをしていました。アレルギーに対する知識が豊富になり、非アレルギーの手作りアイスクリームを作って、建設会社が倒産したのを機にアイスクリーム店で起業しました。

 家電メーカーに勤めていた男性は、自分が長年考えていた企画がボツになり、会社を見返すつもりで家電メーカーを起業です。青果店に勤めていた男性は、職場で毎日出る野菜ゴミをどうにかできないか考えた末、廃棄物ゼロの仕組みを考えて起業しました。起業を軌道に乗せている人たちは、多くが必要性に迫られたストーリーを作っています。

 どのようなビジネスで起業するとお客さんに喜ばれるのか、そこのところが大切です。単に、人の噂で儲かると聞いたとか、今後老人が増えると介護ビジネスが流行ると思ったからなど、安直な起業探しは最も失敗しやすい起業探しです。業種探しには、慎重に時間をかけて、自分とのつながりで納得のいく業種、業態を探してください。

 商品やサービスを売る場合、ストーリーがあるとお客さんに興味を持ってもらえます。同じように、起業もストーリーがありますと、お客さんに共感してもらえます。例え大きな話しでなくても、小さな面白いストーリーでも違います。深く考えずに会社を辞め、人と同じように失敗するよりは、自分だけの成功ストーリーを完成させてください。

【一言】
 わたし自身の業種探しは、ほとんど悩んでいません。自分の祖父や知人など、ビジネスで失敗した人を知っていましたから、何とか失敗させないためのコンサルタントを、若いころから考えていました。ただこのビジネス、食べていけるようになるまでには、実績を積むしかないので時間が掛かります。起業は、探すときも、その後の展開もけっこう長い時間楽しめます。
 

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