2013年4月1日のコラム「歯医者と楽器の関係」で楽器をまめにメンテナンスをして大切に使って下さいと書きました。
先日、レッスンをしている中学のスネアドラム(小太鼓 以下SD)をメンテナンスしました。
その学校でメインに使っているSDは半年前にメンテナンスをし、今回は普段使っていないSDを使える状態にし2号機として使いたいということできれいにしてみました。
写真はメンテナンスをおこなった楽器の写真です。
メンテナンスの前と後というように見比べができるようにすれば比較しやすいのですが、メンテナンス前の状態がまるで楽器が泣いているかの状態でしたので、あえて割愛。
分解をしてこのようなことをおこないました。
(1)胴体の内側のねじで緩んでいたものを締めた。
(2)SDの心臓部であるストレイナー(響き線のスイッチを入れたり切ったりする部分)の修理。曲がってしまっていた部分を正常な状態に戻した。
(3)切れていたスナッピー(響き線)を私が以前使用していたものに交換。応急的処置。
(4)スチール製の胴体と金属部品の錆取り。
写真の正面に写っている茶色は床の色が写りこんでいます。
楽器が銀色のスチールなので鏡のように床の色が反射しています。
顧問の先生にヘッド(皮)を新しくしましょうとお願いしました。
それができたら完璧だったのですが…。
部活動の予算のこともあり、なかなかすぐにという訳にはいかないみたいです。
このコラムの執筆専門家
- 成澤 利幸
- (長野県 / 音楽家、打楽器奏者)
- 成澤打楽器音楽教室
音楽はみんなのもの
楽器の演奏は専門家からのちょっとしたアドバイスによりスムーズに上達したり音楽の奥深さに触れることがあります。ドラムやマリンバ、いろいろな打楽器のレッスンを通して皆さんのお力になれればと思います。
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