「TPPとバータークラブ」 - 新規事業・事業拡大全般 - 専門家プロファイル

野崎 一文
バータージャパン株式会社 代表取締役
東京都
経営コンサルタント
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「TPPとバータークラブ」

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TPP (Trans Pacific Partnership Agreement:環太平洋経済連携協定) は2002年にチリ・ニュージーランド・シンガポールの3ヵ国の間で始まった。

2005年4月ブルネイも仲間入りした。

その後、2008年9月アメリカ、11月オーストラリア・ペルー・ベトナム。

2010年10月マレーシアがこれに加わった。

 

当初、チリ、シンガポール、ニュージーランドのP3(パシフィック・スリー)ば、経済関係を強化していこうという事で出発した。

いずれも太平洋の小国である。

多くの小国たちがそうであるように、この小国トリオには、いずれも気になる大きなお隣さんが存在する。

チリの場合にはアルゼンチンとブラジルの存在が大きい。

シンガポールにはマレーシアがある。

そして、ニュージーランドにはオーストラリアがある。

何かにつけて、意識する大きな隣人である。

そんな圧迫感を共有する小国トリオが結束して、より強い経済的絆を形成しようというのが発足の動機だ。

3ヵ国で関税や人材の交流の為の非関税障壁を撤廃し、自由貿易で国力を増大しようというのが目的である。

そこに後から新規参入国が加わり計9カ国になっている。

日本はご存知のように、メリット・デメリットを考えて検討中である。

 

ヒト、モノ、カネの流れは、遠い昔の大英帝国の帆船時代に始まり、機関車、飛行機の発展とともに国境を越え盛んになって来た。

グローバル時代の現在、経済の国境はほとんど無くなりつつある。

企業のシェア競争は世界的規模となってきた。

国内商圏を考えていた時代と違い、ライバルも世界的強豪を相手にしなければならなく、マーケットが広がれば広がるほど強固な経営基盤が必要になってきた。

小さなマーケットであれば、勝てる可能性も高いが、世界市場ではヘビー級とフェザー級とが同じリングで戦うようなものである。軽量級は当然ながら不利になる。

 

P3の当初の発想は、重量級と同じリングで1対1では勝ち目がないのでタッグを組んで戦おうということであった。

後でアメリカというヘビー級が参加してきたのではたしてどうなることやら。

 

「バータークラブ」のそもそもの発想も全く同じである。

中小零細企業が上場企業と同じリングで戦っても勝敗は初めから分かりきっている。

やはり、小さい者同士で協定を組んでグループとして経済的絆を強化しようということである。

 

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