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それは、個人の判断で、個人の良心で、皆が意思を表現したり行動を起こしたりしだしたこと。
欧米ではもう少し以前からそういう流れがあったんでしょうが、その意識をやっと僕ら（少なくとも僕個人は）日本人も共感できるようになってきたように思う。
これが本当の民主主義の文化意識なのかな。
ＧＮＰ（国民総生産）ならぬＧＮＨ（国民総幸福量）という指数がずば抜けて高いことで有名なブータンですが、それまでの王政主義から民主主義へと変革をおこしたのだという。ただしそれはクーデターなどではなく国王自らが言い出して、政権を放棄したのだそうだ。
そして国民も「大好きな国王が言うのだから、よいことなのだろう」と賛成をしたのだとか。
いまどきそんなのどかな国もあるんだなと思うと共に、この国の宗教がチベット仏教なのだという事実。きっとチベットで苦しんでいる人々も同じような国民性なのではないか。同じ仏教国の日本だって、世界から見たら同じような国民性に見られるだろう。だからこそ共感するのだが。
