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ヒロコ・ベンダーホーフ
ベンダーホーフ 全米女子プロゴルフ協会 A級インストラクター
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閲覧数順 2024年04月26日更新

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思春期・反抗期の子供との会話術 

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ゴルフ 上達のコツ

思春期の子供は悩みも多く、せっかく力になろうと思って言ったのに、


「お母さんは、何もわかってない!」 なんて怒鳴られたり。


怒鳴られるならまだしも、 「どうせお母さんに話したって。」とダンマリ・・・。


一体何を考えているのか全く分からない。手の施しようがない・・・。取り付く島がない・・・。(涙)



こんな時に知っておくと便利な会話術をご紹介しましょう。


これは英国心理士 前田悦子さんの「コミュニケーションのお約束」に、


私のジュニアスポーツ指導(全米LPGA A級資格)の経験を加えて ご紹介するものです。




人間の脳は、主に「右脳:喜怒哀楽、共感、感覚」と、「左脳:情報収集、分析」に分かれますね。


右脳を感覚の「感」、左脳を知識の「知」だとします。


会話のキャッチボールには、「感」には「感」を、「知」には「知」を投げ返す事が大切なのです。


例えば・・・


子供と一緒に歩いていたら、突然子供が何かにつまずいて転んだ。

   子供 「痛いっ!」 (痛い)という「感」を発したら

   母 「大丈夫!?」 (いたわり) 「感」で返した。    


 「感」と「感」で、会話のキャッチボールが上手くできた。


例2

子供が算数の問題を解こうとしている。

   子供 「お母さん、この問題の解き方を教えて」 (情報収集)「知」を投げて

   母 「どれどれ。 ああ、解き方はね・・・」     (解説する) 「知」で返した。


  「知」と「知」で会話が成立。


という訳。



では、質問です。以下の子供の会話は、「感」「知」のどちらを発しているでしょう。


Q1

家に帰ってきた子供がボソッとつぶやいた。

    子供「今日、Aと喧嘩しちゃった・・・」



さぁ、どちら。


答えは・・・ 「感」と「知」どちらも存在しているです。


「・・・」の後が


「Aと喧嘩しちゃって (悲しいよ。)」(感)

「Aと喧嘩しちゃった。(どうしたら仲直りできるかな。相談にのってよ)」 (知)


両方が含まれているのです。 


多くの場合、子供も「感」と「知」のどちらが欲しくて発しているのかが、気付いていない事が多いです。


このような場合、必ず「感」から 投げ返すことがとても大きなポイントです。



Q1の場合ならば


「そうだったの。大変だtったわね (共感)」 とまず「感」を子供に投げかえす。


その後に 「どんなことがあったの?」と 「知」を投げる。 


必ず「感」が先。



「知」で帰してしまうと、本人自信も何を欲したいのかはっきりとは分からないけれども、


満たされる気持ちは少ないです。


自分でも(喧嘩に対して)するべきことは分かっているのに、出来ない・・・などの時は、


そこをさらにお母さんから指摘された形になるので、「うるさい」と拒否的になったりします。



大切なのは、子供の話を聴くとき、


「この子は、今「感」を求めているのかな。「知」かな・・・」を認識できるように、耳を傾ける事。


状況判断や、分析、解決の方法を考えながらではなく。




ジュニアのスポーツ指導でも 同様のことがいえます。


トーナメントの前日に 子供が「明日の試合、どうしよ~」と言ったとする。


コーチ「だったら、もっと練習しろよ」は 駄目です。 不安「感」に対して 「知」で返している。



またコーチ「そんな弱気でどうする!」 も 一見励ましの「感」に見えますが、これも駄目です。


相手は不安の「感」ですから、まず不安を下から救ってあげるような言葉でないと。


「今まで頑張ってきた君を僕はしっかりとみてきた。 大丈夫。」みたいな・・・。



上から引き揚げるような励まし(叱咤激励)は、本人を一層孤独にし効果はありません


私もアマチュア時代に叱咤激励で育成され(当時日本はそれが当たり前でした)、


お陰様で、ある程度の結果を出せましたが、心はいつも不安と孤独で一杯でした。


押しつぶされそうでした。


大学を卒業し、アメリカでLPGAインストラクター研修やジュニアゴルフ指導を通して、


子供の長所を見つけ、伝え、活かす事で、どれだけその子供が伸びるかを目の当たりにし、


驚愕の驚きでした。


下から救ってくれる親やゴルフコーチが傍にいるからこその、強さです。



子供にとって、親にまさる応援者はいません。(本当に)


専門知識を活かして、ジュニアを育てる指導者も、子供にとって大切な存在です。



上述の事柄が、少しでも参考になれば、とても嬉しく思います。



ヒロコ・ベンダーホーフ

全米LPGA A級資格インストラクター 











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