「キャリア未来地図」の描き方 - 人材育成全般 - 専門家プロファイル

豊田 圭一
株式会社スパイスアップ・ジャパン 代表取締役
東京都
研修講師
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「キャリア未来地図」の描き方

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著者仲間のちばとも(千葉智之)とジリさん(原尻淳一)が共著で出した「キャリア未来地図」の描き方 を読みました

表紙に書かれていた「ライスワークとライフワーク、2軸で考える新しい働き方」というサブタイトルを見たとき、2人のキャリアというかやっていることから考えて、なんとなく雰囲気が掴めましたが、読み始めた瞬間から気持ちいいくらい完全に2人のワールドという感じで、これを読んだら、みんな「こういうことできるようになりたいなぁ」と思うに違いないと思いました

でも、ライフワークにもライスワークにも、それぞれ「消費者」領域と「創造者」領域があるというのはちょっと新鮮な感じで面白かったです

と書きながら、正直、僕はライフワークもライスワークもあるのかないのかよく分かっていません

生活をするために「稼ぐ」という意味では、もちろん仕事はライスワークではあるんだけど、仕事以外にライフワーク的にやっている活動もないし、どちらかと言ったら、やっている仕事そのものがライフワークとも言えるわけで、、、

まぁ、僕にとってはワーク=ライフでもありますからね。

ただ、創造者か消費者かと言えば、僕は完全に創造者だと思っています

だから、本にも「創造する活動は疲れない」と書かれていましたが、いくら仕事をしてもサラリーマン時代のような疲れは全くありません。そこだけは本当に良かったと思うところです。

この本は今はまだ「消費者」としてのライスワーク(とライフワーク)の領域にいる人たちが、どのようにしたら「創造者」領域に行くことができるかを指南する本ですが、(会社を)3年で辞めるなんてなんとももったいない!と真剣に思います。業界な自社の全体耕造を身体で理解するには3年くらいかかるのが普通です。とか、入社から数年感の「労働」修行中は、業界や自社のビジネスモデルとマネタイズの方法に目を向けるべきです。なんて書かれているんだけど、俺は3年も持たずにサラリーマンから逃げ出しちゃったから遠回りすることになったのかな。。

まぁ、でも、本書の冒頭で、社会人の皆さん、ちょっと昔の就職活動のことを振り返ってみましょう。「企画志望とのことですが、経理になったらどうされます?」 こんな具合に、定番ともいえる意地悪質問を受けたこと、ありませんでしたか?.... そして、「私は企画という職種をやりたいので、経理に配属されるなら辞退します」と答えた人がどれだけいるかというと、、、まぁほとんどゼロで、「どんなところに配属されても頑張ります」と返事したのだと想像します。と書かれていましたが、僕はこの「ほとんどゼロ」の1人でしたから、もしかしたら、最初からサラリーマンには合ってなかったんでしょうね

すごく共感したのは、自分に適した職業は、見つけるのではなく、「お役目を授かる」感じなのです。1つのことを高めるだけ高めていく。すると今度は「お役目」が降ってくる。というところ 自分のキャリアを振り返ってみるとまさにそう思います。

自分に適した職業は何だろう?と悩んで、自分探しをしてしまう人がいますが、自分に適した職業は見つけるものじゃないですよ、たぶん。

一気に読んじゃったこの本ですが、最後の方は共感のオンパレードで、自分自身がまさにそうだったなぁと思うことばかりでした

将来のキャリアを考え始めた大学生や20代の社会人とかにぜひ読んでもらいたい1冊です





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