大長 伸吉(不動産投資アドバイザー)- コラム「住宅ローン金利動向を予言できた銀行員さんの考え方」 - 専門家プロファイル

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住宅ローン金利動向を予言できた銀行員さんの考え方

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アパート経営 年金大家ノウハウ取得会 2014-05-22 15:00

不動産を取得するための銀行融資を得るときに、住宅ローンの金利が

・上がるのか、

・それとも下がるのか?

これを予測したいと思いますよね。

 

アパート大家は、銀行からの融資をえるときに、これから、

・金利が大きく上がると予想するのならば、固定金利を選択し、

・金利が下がると予想するのならば、変動金利を選択して、

利息の支払い負担を減らすことを画策します。

 

固定金利を解約した場合は、数10万から100万を超えるか違約金が必要になるので注意してください。

小さなアパートの融資額でもこのような差が出るので、

大型融資の場合、金利予想を外してしまったらもっと大きなロスが出てしまいます。

 

2年前、銀行融資セミナーを主催する機会がありました。

銀行員さんいわく「2012年、これから金利は上がらない。」とのことでした。

 

その銀行員さんが、先日早朝から事務所を訪問してくれました。

早朝訪問の第一声が、「セミナーで話したことが、当たったでしょう。」と笑顔でおっしゃいました。

勢いが良い言葉でしたが、内心はほっとしていたようです。

当時は政権が変わり、株価が上がり始め、景気がよくなるとのニュースが出始めていて、

一部では金利も上がるのではないかとの声もありました。

銀行員さんの当時の予言は「金利はまだ上がらない」とのことで、

実際この2年間金利は上がっておらず、いくつかの銀行では金利が下がっています。

 

私が参考になるなと感じたのはこの後でして、どのようにして予測をしたのかということです。

「何故、金利は上がらないと多くの人の前で言い切ったのか」を聞くことができました。

銀行員さんの回答は、”肌感覚”とのことでした。

毎日毎日、銀行員としての仕事をしていて、肌で感じていたのです。

銀行で使われていた言葉、連絡事項、指示系統など。

「圧倒的に金利を下げるための圧力が多かった。金利を上げる圧力はなかった。」とのことでした。

銀行員は普段金融庁など、官僚からのきつい言葉に敏感になっているのです。

一般的なニュースや情報ではなく、現場にいる人だから感じられること。

過去の経験だけではなく、いま現在起きていることに敏感であり、

変化を掴んだことによって予想ができた言葉だったのです。

 

経験があって、敏感に金利の動向それを感じられる銀行員さんが身近にいることはとても有効です。

銀行員さんは、収益物件のオーナーにとって大きな支えとなってくれる人です。

銀行相談会を有効に活用し、収益不動産に対する融資実績のある銀行員さんを見つけて、

良い関係を築いて、賃貸経営をさらに繁栄させられるとよいですね。

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