対象:投資相談
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はじめまして。私なりに大きな決断をするときで、少々ビビっているので、ご教授願いたくおもい質問させていただくことにしました。
先日で、ある銀行の定期預金(1000万円)が満期を迎えました。
すると、その銀行の支店長から電話があり、「定期預金よりも良い商品があるので、一度説明させてください」とのことでした。
数日後、その銀行を訪れたのですが、提案されたのが「一時払い終身保険」(ふるは〜とJロード)というものでした。正直言いまして、銀行に預けることしか考えていなかったので、保険会社と終身保険の契約をし、お金を払う(預ける?)という提案に違和感がありました。担当者からの「10年たてば定期預金よりもお金が貯まる」という言葉は魅力的なのですが、そんな虫のいい話があるのか半信半疑でした。
その場では結論を出せず、今、悩んでいます。悩んでいる点は次の5つです。
?本当に定期預金よりもお金は貯まるの?
?どうやって生命保険会社は利益を出しているの?
?一時払い終身保険は信用できるの?
?一時払い終身保険のリスクは?
?定期預金よりもお金が貯まる可能性がある、リスクの低い運用方法は?
ちなみに、今のところ1000万円の使い道は決めていませんし、使う予定もありません。また、生命保険や医療保険、学資保険まで別の保険会社で加入しています。
家族は、私(32歳)と妻(33歳)、子(6歳、3歳)で、亡父から相続した家があり、家を建てる予定は今のところありません。
小心者の私の決断に、少しでもヒントを与えてくださったらと思います。よろしくお願いします。
赤のロビーさん ( 鳥取県 / 男性 / 32歳 )
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信用度と運用期間が同一なら、利回りも同一
FPの岩川と申します。
金融機関で販売される商品のほとんどは、信用度が最も高い国債の利回りを基準に、決定されます。
信用度と運用期間が同一の場合は、概ね利回りも同等と考えてください。
例えば、10年の確定貯蓄商品を考えた場合は、10年国債(1.3%前後)の金利を基準に決定されますので、10年定期、10年満期の生命保険などは、概ね10年国債と同等の利回りになります。
つまり、間接的に、国債に投資を行っていると考えられます。
同じ貯蓄年数でありながら、ある商品の利回りだけ高い場合は、信用度、または、商品そのもののコストが異なると言うことです。
1)の回答
運用期間(10年)が同一で、定期預金より利回りが高い場合。
信用度が低い、流動性が低いなど、定期預金よりリスクが高い分、金利が高いと考えられます。
2)の回答
運用期間に見合った国債などの債券に直接投資を行っています。
金融機関は、自社で利益の得られる範囲で、商品の利回りを決定されます。
本来、保険会社が損をすることはありません。
(つまり、自分で10年国債に投資をすれば、コストも金融機関の破綻リスクも受けずに済むと考えることも出来ます。)
3)、4)の回答
金融機関の破綻リスク。
5)の回答
定期預金よりリスクを低い商品は、国を相手にお金を貸す国債です。
ただし、リスクが低ければ、リターンは低くなります。
繰り返しですが、信用度と運用期間が同一なら、利回りは、同一です。
ローリスク、ハイ(ミドル)リターンはありません。
ただ、リスクが同じ場合は、リターンの高い商品を選択。
リターンが同一なら、リスクの低い商品を選択するのは、基本のキホンです。
ご質問があれば、気軽にどうぞ。
回答専門家
- 岩川 昌樹
- (千葉県 / ファイナンシャルプランナー)
- FPブレーン株式会社 長期投資専門FP
「本当に必要な資産運用」。家族のことのように考え、提案します
お客さんごとに異なるライフスタイルやリスク許容度に応じて、オーダーメイドの資産形成サービスを提供しております。資産形成を始めてみたいが、何から手を付けたら良いか解からないという方は、ぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。
終身保険の購入
ふるは〜とJロード(http://www.sumitomolife.co.jp/lineup/fullheartjroad_d/index.html)をざっと拝見しました。商品自体はそれほど悪くはないですが、支店長の説明がかなり断定的と思われます。
まず、
1. 「定期預金よりもお金が貯まるか否か」は今後の政策金利と市場金利の動向によります。ご年齢32才で計算すると本商品では1000万が10年後には1092万となります。もし、今のままの政策金利であれば確かにこちらの方が良いパフォーマンスを提供します。
ただ、1年物の定期金利の金利が今後2年は0.55%(ソニー銀行参考)でも3年後に1%、5年後に2%上昇した場合を考えますと、複利効果を排除して考慮しても55,000円×3+100,000円×2+200,000円×5=1,465,000円となります。
よって金利が上昇した場合には支店長の説明の通りになりません。
2. 生命保険会社は資金を運用する事によって利益を出します。主な投資は債券になると思いますが、円債券のみならず外貨建て債券も組み入れて運用して行くと思われます。また、日本株式や外国株式等も通常の運用では組み込まれていますが、この商品ではどの様に運用するかのディスクローズがないので一般的なお話と理解ください。
3. 「一時払い終身保険は信用できるの?」という事ですが、この質問は商品を提供している保険会社が信用出来るか否かと同じ事になりますのでご自身てご判断ください。
4. 「一時払い終身保険のリスクは?」という事ですが、リスクとしては32才の方の場合は3年以内に解約した場合には払い込み金額を下回った金額しか戻らないという事が目に見えるリスクです。2年経過時に解約した場合には988万しか戻りません。
また、目に見えないリスクとしては本商品を提供している保険会社の信用リスク(倒産等)と金利上昇リスクがあります。上記1. でご説明した様に金利が上昇した場合には、金利上昇の利益を得る事が出来なくなります。また、配当がゼロであるのも留意ください。
回答専門家
- 向井 啓和
- (東京都 / 不動産業)
- みなとアセットマネジメント株式会社
みなとアセットマネジメントの向井啓和 不動産投資のプロ
東京圏の資産価値が下がりにくい高収益物件の一棟買いなら弊社にお任せください。資金計画から損害保険まで一貫した不動産投資アドバイスを行います。また、金融機関出身の向井啓和の経験を活かし銀行からの投資用ローン融資提供します。フルローン相談
釜口 博
ファイナンシャルプランナー
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金融機関を信じてはいけません!
赤のロビー 様
ご質問をいただきまして、ありがとうございます。
保険実務に強いBYSプランニングの釜口です。
よろしくお願いいたします。
1.本当に定期預金よりもお金は貯まるの?
⇒ネットの定期預金でしたら、ほとんど変わらないでしょうね。
ただ保険の場合は解約返戻金が一時所得ですので、50万円の特別控除(税金がかからない枠)がありますので、その分はお得です。
2.どうやって生命保険会社は利益を出しているの?
⇒保険会社は大きなお金を運用しています。保険会社が損をする保険商品はありません。
つまりお客さんに渡すお金よりも運用益は必ずあげています。
3.一時払い終身保険は信用できるの?
⇒保険会社の破綻時にはは保障はないと考えるのが正解です。
http://profile.allabout.co.jp/pf/bys-planning/column/detail/38688
4.一時払い終身保険のリスクは?
⇒上記3とかぶりますが、保険会社破綻です。
5.定期預金よりもお金が貯まる可能性がある、リスクの低い運用方法は?
⇒そんな商品はありえないですと言うと、元も子もないのですが、あえていうならMMFや国債、ネット定期預金などですね。
結論的には、銀行がなぜ一時払い終身保険をすすめるのかをよく見極めて下さいね。
定期預金に預けられるよりも、保険会社からの手数料の方がおいしいからです!
金融機関がすすめてくる商品に絶対に乗ってはいけません。
不明な点などがございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。
http://www.bys-planning.com/
小林 治行
ファイナンシャルプランナー
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他の選択の研究も
赤のロビーさん、今晩は。CFPの小林治行です。
先日ファイナンシャル・プランナーのある会合で、大手銀行を退職された方が言っておられました。「銀行というところは、一旦入ったお金が出て行かれることにすごく恐れを持っているんです。」
つまり、満期になった資金を自分の銀行から外に出て行っては、困るらしいのです。そういう目で見る必要もあるでしょう。
さて、32歳の貴方に1000万円の一時払い終身を提案したとのこと。
先ず、それの良し悪しを言う前に、貴方は結婚されているのでしょうか? 収入は平均以上安定して入るのでしょうか? 他に保険の加入はされておられますか?他にも資産も持っておられるのでしょうか?・・・、とお聞きするのはその1000万円の位置づけです。余裕資金かどうか、全体の資産状況によってその提案の評価が異なります。又貴方の資産形成のポリシーもあります。
一時払い終身は、一般的には告知も簡単ですから、老人の相続対策商品として使われているようです。保険会社は日本の国債や一部外国債券で収益をプールして原資にしていると思われます。
従って10年物国債の金利程度+αの利率でしょう。国債ですから余り変動リスクも少なく、安定している商品です。
一方、こうした保険は銀行にとっては美味しい商品です。販売時先ず5%の手数料が取れます。保険会社も運用資金を回転できます。
私の見解もいえば、それはまだ20年早いと思います。それよりも銀行に預けることしかアイディアが浮かばない方を、もう少し研究されても良いように思いますが。
小林のHP:[[http://kobayashi-am.jp/]]
吉野 充巨
ファイナンシャルプランナー
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他の運用方法のご検討をお勧めします
赤のロビー様
初めまして、ライフ・プランの実現と資産運用を支援するオフィス マイ エフ・ピーの吉野充巨です。
私は別な方策を検討されるようお勧めします。
赤のロビー様の現況では一時払いの終身保険の必要性は低いものと推察いたします。
ご質問へのお答え
1.本当に定期預金よりもお金は貯まるの?
現時点での利回りの比較です。10年の期間内には定期預金の金利が変動します。金利が高くなった場合には定期預金が有利になる可能性があります。
私は、ネット銀行の1年もの定期預金やキャンペーン金利のつく1年定期での都度預け替え運用をお勧めします。手数料などがありませんので、元本保証で、長い間には優位な資産運用方法と考えています。
2.どうやって生命保険会社は利益を出しているの?
保険の仕組みとしてイメージ図を掲載します。この中で付加保険料という部分が事業費や利益の部分です。当該保険は生命保険会社が株や債券等で運用しますので、その手数料も含まれています。
また、販売を代行する銀行にも保険会社から手数料が継続して支払われます。
3.一時払い終身保険は信用できるの?
信用という意味が、契約の約束が履行されるのかという意味であれば、当該生命保険会社の信用度になります。
4.一時払い終身保険のリスクは?
商品説明のしおりにも記載されている通り、ご契約後一定期間の間に解約いたしますと、受取額が保険料を下回る場合があります。
5.定期預金よりもお金が貯まる可能性がある、リスクの低い運用方法は?
リスクの低い(元本保証では有りません)商品としては、国内債券を対象とするインデックス・ファンドをお勧めします、国内債券の期待リターンは1.5%でリスクは3.8%と推計されます。これは単年度の運用成果の68%のバラツキが、-2.3%〜9.15.3%の範囲に入り、成果の95%をとっても、最悪-6.1%と見込まれます。
補足
上記よりもリスクは高くなりますが、国内債券と外国債券(為替リスクが生じます)への均等配分、
よりリスクは高くなるものの、期待リターンも高まる国内外の株式と債券への分散投資などが考えられます。
私のHPに資産配分検討表とともに、年金を運用している、国民年金基金連合会(均等配分型)、企業年金連合会、年金積立金管理・運用(独行法)(日本債券重点)の資産配分、各資産別の期待リターン(予想平均収益率)を掲載しています。宜しければご一読下さい。
http://www.officemyfp.com/assetclass-1.html
ファイナンシャルプランナー
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決してお得とは言えません。
赤のロビーさん、はじめまして。
株式会社くらしと家計のサポートセンターです。
パンフレットを見てみました。
32歳男性で、一時払い保険料1000万円の場合、5年後の解約で1000万円、10年後の解約で1092万円です。
10年間で92万円の利益ということは
92÷1000×100÷10年=0.92%です。
たしかに10年定期が0.5%くらいですので、それよりは増えることになります。
しかし1年定期を更新し、今後金利が上がるとそれ以上になるかもしれません。
(20年前には普通預金で2%、定期預金で6%を超える時もありました。
そんな時代が来るとは思いませんが、少なくとも今は低金利です)
また、10年国債でも金利は1.3〜4%ありますよ。
ご心配になるほど、お得な商品とは思えません。
ネット銀行のキャンペ-ンで現在
1年物円定期 0.83%、3年0.9%、5年1%といったものもあります。
保険のリスクは破たんリスクと中途解約の場合の元本割れでしょう。
また死亡保障がちゃんとあるのでしたら、余計な死亡保険を買う必要はないと思いますよ。
そのための保険料は差し引かれた分が運用に回るわけですから。
元本保証商品ならば、ネット銀行をしらべてみるといいでしょう。
今後の金利上昇を考えると、1年定期か長くても3年定期くらいですね。
現在預金と保険しか運用対象にないようですが、債券や投資信託も考えてみては?
10年以上使わないお金でしたら、ある程度のリスクを取った運用がお勧めです。
定期預金か保険ではなく、使い道を考えた上で、預金+債券+投資信託など複数の商品を検討してみましょう。
株式会社くらしと家計のサポートセンター
http://www.fpwes.com/
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